東京都歴史文化財団と六本木アートナイト実行委員会は、共同主催事業として「出会い」をテーマにした一夜限りのアートの祭典『六本木アートナイト』を3月28日から29日にかけての夜間に開催する。

当日は、ヤノベケンジ氏の代表作とも言える体長7.2mの巨大機械彫刻「ジャイアント・トらやん」が六本木ヒルズアリーナに登場してパフォーマンスを展開するほか、日比野克彦氏のアートディレクションによる、約2m立方のコンテナアート「六本木キューブ」20個が街全体に設置される。また、イベント来場者が光る風船を持ちながら夜の街をパレードする、平野治朗氏による光のアートプロジェクト「GINGA」など、様々なアートプログラムが六本木の街中で催される。

ヤノベケンジ「ジャイアント・トらやん」 2005年 / 撮影 : 豊永政史

中谷芙仁子「霧の森」1992年 / 設計協力 : 北川原温+ILCD、森岡侑士、高谷史郎 / 総合計画 : 高野ランドスケーププランニング / 展示風景 : 昭和記念公園子供の森(東京) / Photo : Shigeo Ogawa

開館延長を実施する国立新美術館とサントリー美術館では、スペシャルライブイベントなどを実施。六本木ヒルズや東京ミッドタウンでも、「中谷芙二子による霧とライトのインスタレーション」などのインスタレーション・アートの展示を行うほか、飲食店などが終夜営業を行って祭典をサポート。他にも、周辺のギャラリーや商店等も多数参加する予定。また、ちょうど桜の花が咲き誇る時期に開催されるため、東京ミッドタウンのさくら通りや六本木ヒルズの毛利庭園などで夜桜も楽しめるとのこと。

東京ミッドタウン さくら通りの夜桜

六本木ヒルズ 毛利庭園の夜桜

六本木アートナイトの開催概要

開催場所 六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、国立新美術館、サントリー美術館、六本木エリア・周辺の一部公共スペースおよび協力施設
日時 3月28日 10 : 00~3月29日 18 : 00(インスタレーションやイベントが集中するコアタイムは日没から日の出まで)
入場料 無料(一部のプログラムは有料)