米Googleが1月22日 (現地時間)、2008年第4四半期(2008年10月-12月)決算を発表した。景気低迷のオンライン広告への影響が懸念されたものの増収を維持。CEOのEric Schmidt氏は「検索クエリの堅調な伸びが売上増につながり、同時にコスト管理にも成功した」と述べる。

第4四半期の売上高は57億ドルで前年同期比18%増。会計原則 (GAAP) ベースの純利益は3億8200万ドルで、希薄化後1株あたりの利益は1.21ドル。前期の12億9000万ドル(希薄化後1株あたり4.06ドル)から大幅なダウンとなったが、これはAOLとClearwireへの投資にともなう10億9000万ドルの減損処理の影響だ。非GAAPベースでは純利益16億2000万ドルでEPS(1株利益)が5.10ドル。前期は純利益15億6000万ドルでEPSが4.92ドルだった。

売上高の内訳は、Googleのサイトからの売上げが全体の67%となる38億1000万ドル (前年同期比22%増、前期比4%増)。Googleネットワークと呼ばれるAdSenseプログラムを通じたパートナーサイトからの売上高は、全体の30%の16億9000万ドル (前年同期比4%増、前期比1%増)だった。TAC (トラフィック獲得費用) は14億8000万ドルで、前期の15億ドルから減少。広告収入全体に対する比率は27%だった。