W3Cは22日(米国時間)、Scalable Vector Graphics (SVG) Tiny 1.2 SpecificationをW3C勧告として発表した。SVG Tinyはモバイル端末向けに調整されたSVG規格。SVGはXMLで高品質の2Dグラフィックを描画したりマルチメディア、それにテキストを扱うように定められた規約。SVG Tinyはリソース制限の多いデバイス、特に携帯などのデバイスでSVGを活用するために考慮されたもので、1.2はその最新版となる。
SVG Tinyは携帯向けのSVGとしてすでに広く採用されており、規約策定には世界中のメーカや日本メーカからも参加者がいる。SVG Tiny 1.2では関連する規約が最新版に更新されているため、そうした規約の恩恵を預かれるものになっている。RDFaにも対応したためSVGをセマンティックWebにおいても直接扱えるようになった点も注目される。