マイクロソフトは4日、同社の携帯端末向けプラットフォーム「Microsoft Windows Mobile」向けアプリケーション開発者に対する情報発信と開発支援を目的として、「Windows Mobile開発者事務局」を設立した。なお、同事務局の設立にあたって、イー・モバイル、ウィルコム、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、日本通信の6通信事業者との連携が行われている。

Windows Mobile開発者事務局は、国内外の最新のWindows Mobile関連情報を迅速に提供することで、開発者コミュニティをより一層活性化するほか、個人向け総合オンラインサービス「Windows Live」などのクラウドベースの新しいサービスや技術との連携に関する啓蒙活動などを行うもの。また、MSDNやアドバイザリーサービスといった既存のコミュニティやサービスへの誘導を改善することも検討されている。

さらに、現在提供中のWindows Mobile開発環境である、Visual Studio 2008、.NET Compact Framework 3.5、Windows Mobile 6 SDKにくわえ、Windows Liveの各種日本語APIやSystem Center Mobile Device Manager 2008、Windows Exchange Server 2008といったサーバとの連携に関する情報提供や実機によるテスト環境の整備などを行う。

今後は、参加する開発者、団体をさらに幅広く募り、通信事業者と共同での定期的な技術・製品セミナーの開催、メールニュースでの最新情報の配信、といった活動を通じ、Windows Mobileプラットフォームの普及促進を図るとしている。