デザインでは最初にFlash CS4とPhotoshop CS4が取り上げられた。生産性を向上させる新機能をテーマに、Flash CS4では、XFLフォーマットによるInDesignとの連携、ベジェハンドルを利用したモーションパスの編集、ボーンツールを用いたインバースキマティック (IK)などを紹介。Photoshop CS4では、コンテンツに応じた画像の拡大/縮小、レイヤの自動合成、3Dモデルへのペイントや2D画像の貼り付けなどのデモが披露された。

ボーンツールでサーフボードをダンスさせる

3Dモデルのカバンの色を地味な茶色から鮮やかな色に変え、ネコの2D画像を貼り付けた

続いて、Thermoと呼ばれていたRIAデザインツール「Flash Catalyst」に話題が移った。プログラミングの知識を持たないデザイナーでも、視覚的にインタラクティブUIを構築できる。デザイナーとプログラマのギャップを埋めるツールである。

デザイナーとプログラマーの協業を支援する「Flash Catalyst」

Flash Catalystは、FXGを中間フォーマットとして、Illustratorのようなネイティブツールとの間でスムースなラウンドトリップ型のワークフローを実現する。CS4製品と同じテーマが採用されており、デザイナーはPhotoshopやIllustratorなどからシンプルにアセットをインポートし、レイヤーのような共通のエレメントを用いてUIオブジェクトに仕上げられる。その成果はFXP形式でFlex Builderへと手渡せる。

Catalystからillustratorを呼び出し、デザインアセットからスライダーを作成。ラウンドトリップ型のワークフローをアピール