Aptana Jaxer - The world's first Ajax server

ベータ版が登場してから9カ月強、ついにAptana Jaxerの最新版にして初のメジャーリリース版となるAptana Jaxer 1.0が公開された。同時にAptana Jaxer Pro 1.0も公開されている。開発初期からカウントすると3年に及ぶ開発の成果物がはじめて1.0として公開されたことになる。

Aptana JaxerはAjax技術をサーバサイドでも活用できるように開発されたアプリケーションサーバ。サーバ側にMozilla Firefoxで開発されているブラウザエンジンを搭載しているほか、JavaScriptアプリケーションフレームワークも搭載している。このためブラウザサイドのみならずサーバサイドにおいてもクライアントサイドと同じようにJavaScriptが使えるという特徴がある。

Aptana JaxerではサーバサイドでJavaScriptを使えるという以外にも、開発に必要となる機能をあらかじめフレームワークとして提供することで開発の手間を削減しているところも高い注目点だ。さらにユーザからのフィードバックに答えてRESTful APIの提供、E4X (XML for JavaScript)サポートを強化するJSONのネイティブサポートも実施されている。

こうした新機能の導入でAjaxアプリケーションやWebガジェット、OpenSocialに対応したソーシャルアプリケーションなどのRESTfulサービスを簡単に開発できる。アナウンスされている内容によればFlashやSilverlight、iPhoneなどのシステムにおいてもJavaScriptがサポートされていることからAptana Jaxerは有益に活用できるとされている。