OKIデータは29日、2つの生産拠点を持つタイにおいて、環境への取り組みと地域貢献を目的とした、従業員による植林を実施すると発表した。すでに実施されたものも合わせ、年末までにトータル1万1,500本の植林を目指す。同社による海外拠点での植林活動は、英国のOKI Woodland設立に続き、今回で2箇所目の取り組みとなるという。

従業員による植林活動を実施

同社のタイ生産拠点であるOki Data Manufacturing (Thailand) Co.,Ltd.(以下、ODMT)では9月13日、バンコク南部のサムソットソンクラーン県にある海岸1万6,000平方メートルにわたって、マングローブの苗木2,000本の植林を同社従業員で実施したという。また、昨年には工場敷地に確保した4,300平方メートルの土地に5,000本の苗木を植えており、さらに年内には4,500本の苗木を希望する従業員に配布し、それらを住宅地や学校・寺院などの地元地域に植林するといった活動を行うとのこと。このような活動をとおして、ODMTにおけるエネルギー消費で発生したCO2をオフセットしていくとしている。

なお、ODMTは低CO2生産技術の開発・導入への積極的な取り組みが評価され、タイ国政府より環境保全活動推進企業として認定されている。同社は今後、タイ工業省主催の全国環境保全活動にも参加していくという。