NTTレゾナントとオールアバウトは、共同で「gooリサーチ」の登録モニター(25歳~39歳の有職者)を対象に「キャリアプランとビジネススキルについてのアンケート」を実施した。その結果によると、自分の今後のキャリアプランについて「具体的に」考えている人は、転職をする場合に「年収・給与」に次いで「自分のスキルを伸ばせる・活かせる」ことを重視する意向があることがわかった。

同調査は7月29日~31日にインターネットで行われ、有効回答者数は1,077名。キャリアプランについての質問では、「目標を決めて実現のための計画を具体的に考えている」が13.8%、「目標は決めたが実現の計画は漠然としている」が21.2%、「目標はなんとなく考えている」が最多で35.4%。

キャリアプランについて

キャリアプランを考える理由については、「自分の市場価値を高めたい(スキルを伸ばしたい)」が52.8%で最も多く、「キャリアは自分で考える時代だから(会社に頼らずにいたいから)」43.1%が続くなど、自分自身を向上させたいという考えを持つ人が多いようだ。反対にキャリアプランを「考えていない」(29.6%)人に理由を聞くと、「今はまだ必要ない」(43.0%)、「どうやって考えたらいいかわからない」(35.7%)などが多かった。

ビジネススキルについての質問では、現在持っていると思うスキルは「情報収集力」(50.1%)や「理解力」(41.2%)が高い。一方、今後高めたいスキルは「交渉力・説得力」(50.1%)、「プレゼンスキル・表現力」(48.2%)のほか、企画力・発想力、リーダーシップなど。これら、コミュニケーションや考えの伝達に関わる項目については、「現在ある」という回答が少なく「今後高めたい」という回答が多い傾向が顕著だ。

ビジネススキルについて 現在持っていると思うスキルと今後高めたいスキル

転職についての質問では、過去に転職を検討した経験について70.3%が「ある」と回答。今後転職をする際に重視する点については全体で「年収・給与」(45.8%)が最も多く、「社員や職場の雰囲気」(36.4%)、「勤務時間・休日」(30.1%)などが続く。ただし、キャリアプランについての質問で目標・計画が具体的にあると回答した人では、「自分のスキルが伸ばせる・活かせる」(30.2%)が年収・給与に次いで多く、「勤務時間・休日」(20.8%)や「場所・所在地」(11.4%)は比較的低いという特徴が見られた。

転職について 今後転職する場合、重視すること(キャリアプランの検討状況別)