約1ヵ月間の募集期間で約3,000件ものデザインの応募があったという

日本産業デザイン振興会は22日より、東京ビッグサイトにおいて、デザインフェア「グッドデザインエキスポ2008」を開催した。同イベントは、グッドデザイン賞2次審査会後の会場で行うアジア最大規模のデザインイベント。開催期間は24日まで。

開催に先立ち行われた記者会見において、2008年度グッドデザイン賞審査委員長の内藤廣氏は、「文房具から建築物などにまで広がったデザインの領域を一堂に観ることができるのはここだけだと思っています。この機会に日本のデザインがどのような方向に進んでいるのかを感じてほしいです」と語った。また日本産業デザイン振興会理事長の飯塚和憲氏は「今年の応募の特色としては、携帯電話などの個人情報機器に関するデザインが多かったことです。いいデザインの持っている素晴らしい魅力がみなさんに感動を持って受け止められると思っています」とコメントした。

1次審査を通った2,200件のうち約2,000件が展示されているとのこと

カテゴリーや領域など、展示方法を変えたため従来よりも観やすい展示になっているという

同イベントの主な企画は、「グッドデザイン賞審査対象デザイン出展」、「デザインコミュニケーション」、「グッドデザインエキスポ2008 ステージプログラム」である。注目は、23日の19時からステージプログラムにおいて開催される「TENORI-ON the LIVE!!~TENORI-ONの全てがわかる90分 開発秘話から演奏方法、超絶技巧まで」だ。同企画を統括した杉井清久氏が電子楽器「TENORI-ON」の開発秘話などを語りつくすとのこと。
そのほかにも、子供が楽しくデザインを体感できる「キッズデザインワークショップ」や注目のアジアンデザインと題し、タイ「デザインエクセレントアワード」受賞作品の展示なども行われる。