米Microsoftは8月6日(現地時間)、同社データベース製品の最新版「SQL Server 2008」の提供開始を発表した。近日中にOEMやパートナーからの入手が可能なほか、登録ユーザーはTechNetなどを介して7日より製品をダウンロードできる。
SQL Server 2008は新機能の追加が中心だったこれまでのバージョンとは異なり、安定性の重視や管理機能の強化など、大規模環境やミッションクリティカル用途での利用を重視した設計になっている。価格やエディションの構成も旧バージョンのものをそのまま引き継いでおり、Express版とCompact版の2製品は無料で利用できる。
これまでSQL Serverは製品間のリリース間隔が比較的長いことで知られていたが、今回の2008は前回の2005から2年強での登場と比較的短い。Microsoftは既存ユーザーが2008へのアップグレードを行うメリットについて、リソース管理やポリシーベースの運用、データ暗号化と圧縮、パフォーマンス分析、レポートサービス、簡単なインストールと運用などを挙げている。製品版の詳細とダウンロードについてはSQL Serverのページを参照のこと。