ネットで殺人などの予告をした挙句、逮捕されるケースが相次いでいる。19日に「横浜駅を爆破する」と書き込んだ26歳男が神奈川県警に逮捕されたほか、警視庁も「渋谷で大量殺人行う」と書き込んだ20歳大学生を逮捕した。いずれも、8日に起きた秋葉原の殺傷事件の容疑者の影響を受けたものとみられる。

神奈川県警に19日に逮捕されたのは、同県横須賀市の26歳の無職男。同県警によると、男は19日午前4時59分、携帯電話のサイトに、「今日の午前中、横浜市の東口のどこかに爆弾をしかけるわ。死にたい奴は来いや」と書き込んだ。毎日新聞の報道によると、男が書き込んだサイトは秋葉原殺傷事件の容疑者が犯行直前に書き込んだサイトと同じものという。横浜駅の駅員らの業務を妨害したとして、威力業務妨害の疑いでの逮捕となった。

一方、警視庁も同日、福井市の20歳の男子大学生を偽計業務妨害の疑いで逮捕した。調べによると、大学生は12日午後9時ごろ、ネット掲示板に「明日、渋谷で大量殺人を行います。」と書き込み。渋谷警察署の警察官らに管内の警戒をさせるなど「徒労の業務」を余儀なくさせたとの疑いで逮捕された。