Open-Xchangeは5日 (ドイツ時間)、オープンソースのコラボレーションサーバ「Open-Xchange」が、Appleの多機能携帯電話「iPhone」をサポートすると発表した。今後はiPhoneやGoogle AndroidをターゲットとしたWebページ「Open Xchange iPhone Mobile GUI」を中心として、開発およびサポートを展開する。

今回の発表にあわせ公開されたソースコードには、1週間分のスケジュールを表示するカレンダー機能、Open-Xchangeサーバ上で管理する個人データベースにアクセスし電話などの処理を行うコンタクト機能、Webブラウザを利用してメールを閲覧するメールクライアント機能が含まれる。今後もタスク管理や文書の共有など、ユーザ間のコミュニケーションやチームワーク向上に役立つ機能を装備していく方針。

同社のApple製品への取り組みは、今回のiPhoneサポートが初めて。近日中には、Mac OS X標準装備の移動端末用同期ユーティリティ「iSync」への対応も計画されている。iPhoneのサポートについて同社最高技術責任者のJuergen Geck氏は、「今回公開したソースコードは、Open-Xchangeサーバの次バージョンで実装される機能のプレビューだ」とコメントし、今後の継続的なサポートを訴えている。