イベントに行けば最新の技術情報を分かりやすく説明してもらえることがわかっていても、他の仕事との兼ね合いがあったり会場が遠すぎたりと、誰もがイベントに参加できるわけではない。イベントには行けなくても、参加したかのような気分を味わって情報もしっかり入手したい、という要望を叶えるためにマイクロソフトが提供しているのがバーチャル展示会「Virtual Launch Experience(VLE)」だ。

マイクロソフトが開発した、ブラウザ上でメディア再生やインタラクティブなインタフェースを実現するプラットフォーム「Silverlight」。これを利用したバーチャルなイベントが「Virtual Launch Experience(VLE)」だ。4月15日に立ち上げられ、約半年間の公開が予定されている。

現在公開されている内容は、Windows Server 2008、SQL Server 2008、Visual Studio 2008に関するもので、ホワイトペーパー、ウェブページ、カタログといった従来からウェブ経由で入手できる情報に加えて、セミナーやイベントの内容を取り込んでいるのが特徴だ。

マイクロソフトサーバープラットフォームビジネス本部マネージャー藤本浩司氏

サーバープラットフォームビジネス本部のマネージャーである藤本浩司氏は、「マイクロソフトカンファレンスとして全国を回っているが、それだけでは情報が伝わりきらない。イベント当日には他の仕事があったり、場所的に遠かったりとセミナーに参加することはできないが情報は欲しいという声も多くある。まるでイベント会場に来たように、マイクロソフトだけでなくパートナーの情報なども含めて入手できるのがVLE」と、イベントに参加できない人への効果的なアプローチであると語る。

VLEは新しいカタチの技術情報提供形態

従来から提供されている資料を読み込むことで知識を入手することはできるが、イベントを疑似体験することで、デモ等を含んだ動画等によって短時間に内容を把握することができるようになっている。また、日本だけの展開ではなく、アメリカ、イギリス、アイルランド、オーストラリアでグローバルに展開されているため、各国ごとの戦略や市場の情報、パートナー企業の動きなどを日本にいながらにして確認することも可能だ。