政府は、来年度より施行される改正省エネ法で規制の対象範囲を拡大し、中小企業のオフィスなどにも省エネへの取り組みを義務付ける。また、業界大手にあたる多くの企業が、CSR活動として「環境への取り組み」を実施しており、環境負荷軽減への努力は企業活動や製品を評価する重要な指標となっている。そこでこのコーナーでは、各企業が取り組む環境対策を紹介。ここにある情報を、消費者としてメーカーやプロダクトを選ぶ一助としていただければ幸いである。

エコプロダクツ2008 - ピエゾ技術の応用で環境に貢献 - エプソン

東京ビックサイト(東京・有明)で開催中の「エコプロダクツ2008」でセイコーエプソンは、事務機・金融ゾーンにブースを展開。10月に発売したばかりの家庭用小型インクジェットプリンタ「カラリオ」や、同社独自のピエゾインクジェットプリント技術などを展示している。


百貨店では最大規模! 照明の95%をLED化した売場が登場 - 西武池袋本店

西武百貨店は11月21日、池袋本店3階にドレスアップをテーマにした婦人服売り場をリニューアルオープンした。同売り場では、設置照明数の95%に相当する264灯のLEDが使用されており、年間のCO2排出量を4割以上削減、12t程度に抑制できる見込みという。


ソニー・積水ハウス・JTB関東など9社が「新エネ大賞」受賞

新エネルギー財団は20日、今年度の「新エネ大賞」受賞者を発表した。「新エネ大賞」は、新エネルギーなどにかかわる機器の開発やサービスの提供、設備の導入および普及啓発の取り組みを広く公募して表彰しているもので、今年度が13回目。応募総数は46件。


環境技術満載の"近未来型住宅"を洞爺湖から移築、一般公開へ - 積水ハウス

積水ハウスは28日、洞爺湖サミットで世界に披露された環境対応住宅「ゼロエミッションハウス」を一般に公開する。すでに同社の関東工場(茨城・古河市)「ゼロエミッションセンター」への移設が完了しており、公開後は「茨城県次世代エネルギーパーク」の見学施設になる。


トヨタ「iQ」 環境性能の"本気度"

11月20日に発売されたトヨタの新型車「iQ」。特長は、全長2,985mmという短いボディに大人3人と子ども1人が乗れる高効率なパッケージだ。このプレミアムコンパクトカーは、大きさやパワフルさを追求して進化してきたクルマとは逆に、小ささと高い安全性能や走行性能をコンセプトとして誕生した。そのため、業界では今後の自動車市場の行方を占う重要なモデルと位置づけられている。そんなiQの開発において、クルマとしてのクオリティを高める重要な要素として、初期段階から目標値を決められていたのが環境性能だ。ここでは、燃費21km/L(10・15モードでは23km/L)を達成するために、小さなボディに込められた工夫の数々を紹介する。


eneloopヒットの影にデザイン変革 - 三洋の環境ビジョンを現す"PDI"とは

三洋電機は、ブランドビジョンに「Think GAIA 地球といのちがよろこぶ商品作り」を掲げ、「環境・エナジー先進メーカー」をめざした事業スタイルの変革に取り組んでいる。このほど、「eneloop」のMoMA デザインストア(東京・表参道)での販売開始に合わせて「SANYO TG フォーラム」を開催。デザイン部門の責任者が登壇し、新しい事業スタイル1つである「デザインの変貌と活動領域の拡大」について解説した。