Netcraftは14日(米国時間)、Webサーバの活動状況をまとめた報告書「April 2008 Web Server Survey」を公開した。2008年4月現在、同社は1億6,570万を越えるサイトからレスポンスを得ており、この数字は先月よりも310万ほど伸びている。インターネットはサイト数でみた場合、引き続き高い成長率を保持し続けている。

この伸びを支えたサイトの多くは米国におけるもので、特にGoogle Bloggerサービス単体で110万サイトを増加させたという調査結果が報告されている。この結果、全体における割合としては少ないながらも、Googleはシェアを6.08%へと0.54%増加させ、かわりにApacheとMicrosoftがそれぞれ0.27%と0.14%づつシェアを減らしている。

全体のシェアとしてはApacheが50.42%、Microsoftは35.33%と最大の規模を保持しており、それに比べてGoogleのシェアは6.08%と少ないものだ。インターネット全体としてのサイト数は増加を続けているが、内訳の割合は2007年ごろからApacheが半数をしめ、Microsoftが3割強い、Googleが5分前後といった様子が続いている。

Netcraftの調査によると、Google Bloggerが数のうえで大きなインパクトをもたらしているのに比べて、注目の中登場したGoogle App Engineの影響はそれほどすぐには出ていないとしている。現在はアカウントが制限されていることから、正式にサービスインしてからNetcraftの調査結果に影響をもたらすとみられる。

lighttpdはSSLエラーが引き起こす脆弱性が報告されているが、その影響か若干サイトの総数を減らしている。しかし全体のうち150万サイトを占めるなど割合としては1分以下ながらも存在感を持ち続けている。lighttpdはYouTube、Wikipedia、meeboなどいくつかのサイトで採用されている。