NTTデータとレスキューナウは16日、ITを活用した「危機管理・事業継続支援事業」において協業することで合意し、「事業継続計画(BCP)」、および「事業継続マネジメント(BCM)」の遂行支援を目的とした「危機管理・事業継続支援サービス」の提供を開始した。
危機管理・事業継続支援サービスは、平時から災害発生時・復旧時にいたるまで法人の危機管理をITによって総合的に支援するサービス。NTTデータの有する危機管理・防災分野におけるシステム開発技術とレスキューナウの危機管理情報センター「RIC24」で収集される災害監視情報を生かし、BCP策定、およびBCMに必要不可欠な平時から災害発生時、災害発生後に至る一連の危機対応を、ITで総合的にサポートする。
同サービスでは、危機管理を「発生前」「発生」「発生直後」「発生後」の4つのフェーズに分け、それぞれのフェーズにおいて必要となる対策をITで支援する。NTTデータは同サービスにおけるシステムインテグレーション、緊急時指揮支援システムの提供、シナリオコンサルティング、セールスマーケティングを担当し、レスキューナウはRIC24を活用した危機管理情報サービスや防災用品の提供、マーケティングを行う。
両社は、民間企業や自治体を中心に展開を行い、2010年度までに10社、売上約5億円の受注を目指すとしている。