米シスコは9日、侵入防御システム(IPS: Intrusion Prevention Systems)管理の簡素化や、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)の提供など、ネットワーク機器のセキュリティ機能強化を発表した。

詳細は以下の通り。

侵入防御システム管理の簡素化

Cisco IPS 6.1にネットワーク健全性の詳細な監視を可能にし、IPSのプロビジョニング/モニタリング/レポーティングを実施するCisco IPS Manager Expressを搭載。

スイッチ用にCisco Firewall Service Module (FWSM) 4.0を提供

Trusted Flow Accelerationの実装により、信頼できるホスト間で20~50Gbpsでの情報交換が可能。

VPN機能の強化

Group Encrypted Transport Virtual Private Network(GET VPN)技術をCisco 7200 VPN Services Adapterに統合し、VPNのパフォーマンスを向上。

Cisco Security Agent (CSA) 6.0の提供

デイゼロ攻撃防御/データロス防止(DLP)/シグネチャ(署名)ベースのアンチウイルス検出を1つのエージェントに統合。

Webアプリケーションファイアウォール(WAF)の提供

WAF機能をスタンドアロンのアプライアンス、またはCisco Application Control Engine (ACE) XMLゲートウェイに統合。

コンテンツフィルタリング

Cisco Integrated Services Router(ISR)にトレンドマイクロのコンテンツフィルタリング機能を追加。

SIP(Session Initiation Protocol)保護

IOS Firewallに音声(VoIP)セキュリティを追加。

Cisco Security Monitoring Analysis Response System (MARS) 6.0の提供

他社製品を含めたセキュリティ状態のリアルタイム監視を実現。

Cisco Security Manager 3.2の提供

シスコ セキュリティ製品群の導入時におけるポリシー/制御の設定などの管理タスクを集約し企業レベルのセキュリティ管理を効率化。