日立システムアンドサービス(以下日立システム)は、日本CAと販売代理店契約を締結し、米CAの製品で、Webアプリケーションのパフォーマンス情報を管理する「CA Wily Introscope(ワイリー イントロスコープ)」を18日から販売すると発表した。

「CA Wily Introscope」は、突発的なアクセス量の増大やシステムリソースの不足などによるWebアプリケーション処理のパフォーマンス劣化や障害発生をリアルタイムに検知、診断し、その根本原因を特定できるソフトウェア。Webアプリケーションを構成するサーブレット、JSP、EJB、クラス、メソッドといった一連のトランザクションをビジュアルに表示することで、問題の所在を特定することができる。

Introscopeビュー

トランザクション・トレーサー

また、アプリケーション開発時のアーキテクチャの検証や、本番、商用環境での稼働監視が行える。稼働監視では、アプリケーションのソースコードを変更することなく、CPUへの負荷を1~5%程度に抑えて、応答時間やトランザクション数、コンポーネントごとの性能などの収集が可能だ。

日立システムは「CA Wily Introscope」の販売とともに、導入コンサルティング、ソフトウェア保守、Webアプリケーションのパフォーマンス分析、JP1統合システム運用管理などのサービスも提供し、金融、通信業界、公共分野など、ミッションクリティカルなWebシステムのサービスを提供している企業向けに、今後3年間で30社への販売を目標に掲げている。

なお、価格はすべて「個別見積もり」となっている。