IDC Japanが発表した2007年の国内サーバ市場動向によると、出荷金額は対前年比6.0%減の6,364億円、出荷台数は同2.9%減の60万台だった。出荷金額は2002年から2006年にかけて3%未満の微減が続いていたが、2007年はマイナス幅が拡大した。また出荷台数の減少は2002年以来5年ぶり。

国内サーバ市場の推移、2000年~2007年(IDC Japan調べ)

2007年に出荷台数が前年割れした理由として、IDCは高成長を続けていたx86サーバの出荷台数減を挙げる。同社サーバーグループマネージャーの中村正弘氏は「2007年は、x86サーバが更新需要の谷間にあたった。これは周期的な要因であり、x86サーバの需要そのものが冷え込んでいるわけではない。出荷台数の落ち込みは一時的な現象とみてよい」と語る。

製品カテゴリ別の出荷金額を見ると、x86サーバは対前年比増となった。デュアルコア/クアッドコアプロセッサ搭載製品が主流となり、これに合わせてユーザーがプロセッサ性能に見合う容量のメモリやストレージを選択したことにより単価が上昇したことがその理由という。半面、メインフレームやビジネスサーバなどのプロプライエタリ製品は、堅調だった2006年の反動が出た形でマイナス成長となり、RISCおよびIA64サーバもマイナス成長だった。

メーカー別出荷金額シェアでは、x86サーバの好調を受けて富士通が4年ぶりに首位を奪還。過去3年間首位を維持してきたIBMはメインフレームが好調だったもののx86サーバが不振で、2位に甘んじた。日本HPは5年連続で3位を維持し、デルがサン・マイクロシステムズを抜いて6位に浮上した。

出荷台数では、x86サーバの出荷が大きく伸びた日本HPが初の首位となった。

2007年第4四半期(10~12月)の出荷金額は前年同期比0.4%増の1,536億円であり、6四半期ぶりの増加だった。出荷台数は同3.7%増で、4四半期ぶりに増加した。製品カテゴリ別では、x86サーバが回復基調から増加基調に移行して出荷台数が対前年同期比4.5%増、メインフレームは前年同期比で同程度の出荷金額を維持した。

国内サーバ市場ベンダー出荷金額シェア
(IDC Japan調べ)

2007年第4四半期 国内サーバ市場ベンダー出荷金額シェア (IDC Japan調べ)