グレープシティは13日、Webサーバにファイルを高速でアップロードできるASP.NET用のコンポーネント「File Upload 1.0J」ならびにFTP、HTTP、SMTP、POP、ソケット通信などの通信機能をアプリケーションに実装するコンポーネント集「Secure iNetSuite 2.5J」を3月24日より発売することを発表した。価格はFile Upload 1.0Jがダウンロード版のみの販売で6万7,200円、Secure iNetSuite 2.5Jがパッケージ版15万9,600円、ダウンロード版14万3,850円。なお、File Upload 1.0JはSecure iNetSuite 2.5Jにも収録される。

File Upload 1.0Jは、Ajax機能を搭載しており、作業中の入力情報などを維持したままアップロードの開始が可能。50KBのメモリバッファでストリーミングするため、アップロード中のメモリ使用量を抑え、サーバ負荷を軽減している。また、付属のダイアログは、クライアント環境にAdobe Flash Playerがインストールされていれば、同時に複数のファイル選択を行えるため、一括アップロードが可能だ。さらに、プログレスバーによる進行状況やファイルサイズ、転送速度などの情報をリアルタイムで表示する「ProgressPanel」コントロールと、ファイル選択ダイアログを表示する「Upload」コントロールが付属している。ProgressPanelにはキャンセル機能が実装されており、アップロードの途中でもストリームに書き込んだデータを消去して、アップロードを強制終了できる。

File Upload 1.0Jの製品イメージ

Secure iNetSuite 2.5Jに収録されているコンポーネントはFile Upload 1.0Jのほか、ファイル転送コンポーネント「Secure FTP2.0J」、メール送受信コンポーネント「Secure Mail2.0J」、ソケット通信コンポーネント「SSL Sockets 1.0J」の4つ。前バージョンの2.0Jユーザーは無償で2.5Jにアップグレードすることが可能だ。ダウンロード販売のみとなるが、単体製品での販売も対応する。単体製品の価格はSecure FTP2.0Jが6万7,200円、Secure Mail2.0Jが8万9,250円、SSL Sockets 1.0Jが4万8,300円。

必要システムは以下の通り。

開発環境 開発ツール Visual Studio.NET 2003、Visual Studio 2005/2008
開発言語 Visual Basic、C#
OS Windows 2000/XP/Server 2003/Vista
Webサーバ Internet Information Services
適用環境 フレームワーク .NET Framework 1.1SP1/2.0/3.0/3.5
Webサーバ Internet Information Services
OS Windows 2000/XP/Server 2003/Vista
ブラウザ Internet Explorer 6.0/7.0