The PBwiki engineering teamのメンバーがWebブラウザとJavaScriptライブラリのパフォーマンスを調査するために興味深いパフォーマンステストサイトを公開している。Javascript Library Performance Test Roundupにアクセスして"Run (West Coast)"かまたは"Run (East Coast)"をクリックしてみてほしい。使っているWebブラウザにおいてDojo 1.0.1、jQuery 1.2.1、Prototype 1.6.0、YUI 2.4.0、Protoculous 1.0.2の読み込み時間がどうなるかを調査してくれる。

しかも読み込み方法は通常のJavaScriptソースコード、キャッシュされたものとそうでないもの、Gzipで圧縮されたものとそうでないもの、YUI Compressorで最小化されたものとそうでないもの、eval()で復元できるようにパックされたものとそうでないもの、それらの組み合わせでどの程度の時間がかかるかが調査できるようになっている。

Javascript Library Performance Test Roundup調査結果 - 同サイトより抜粋

試験の調査結果をまとめたものが同サイトにおいて公開されている。ライブラリではさすがにjQueryが軽い。フルフィーチャフレームワークであるにもかかわらずDojoもだいぶ検討している。もっとも高速なパターンではjQuery、YUI、Dojoが奮闘していることがわかる。

Javascript Library Performance Test Roundup調査結果グラフ - 同サイトより抜粋

同調査結果を見るかぎりでは、JavaScript Ajaxフレームワークはキャッシュを有効にした状態でYUI Compressorで最小化し、さらにGzipで圧縮した場合がもっとも読み込み時間を削減できる。YUI Compressorとパックを比較した場合、それ単体ではどちらも同じような効果だが、キャッシュを有効にしてGzip圧縮を併用するとパックでは性能が出なくなる。キャッシュ有効+YUI Compressor+Gzip圧縮がもっとも有効だ。