Mozilla Foundation, JavaScript Evangelist, John Resig氏は9日(米国時間)、2007年末に同氏が執筆を開始した次期JavaScript本の目次案を公開した。同氏はjQueryの開発者でもあり、前著"Pro JavaScript Techniques"はすでに多くの増刷を重ねた人気本として成功を納めている。

同目次案は4つの大きな章で構成されている。まずJavaScript言語そのものについて説明してから、複数のWebブラウザで問題なく動作するコードを記述するテクニックや指針の紹介、実際にJavaScriptを使う際のベストプラクティスの紹介、最近のJavaScript開発者向けの章が設けられるようだ。JavaScriptの説明では実際にどうやって動作するか、どういったコードを書くべきかなどが説明されるという。

  • JavaScript Language
  • Cross Browser Code
  • Best Practices
  • Web-Exclusive Content

公開された目次案は細かいところまで紹介されている。どのような書籍になるか概要がよくわかるため、興味があるデベロッパは一読しておきたい。JavaScript言語そのものの書籍ではなく、実際にJavaScriptを使った開発を実施するにあたって必要になる知識を得やすいものになりそうだ。JavaScriptを使った開発を実施しているWebデベロッパは同書籍の動向に注目しておいた方がよいだろう。

同書籍が魅力的なのは、実際にMozillaでJavaScriptがらみの仕事を続けているJohn Resig氏が手がけるということと、実際にjQueryの開発で経験した実体験が反映される点にある。開発にあたって貴重な資料となるだろう。