Monoプロジェクトは12日(米国時間)、Microsoft .NET互換の開発フレームワーク/ランタイム環境「Mono 1.2.6」をリリースした。LinuxとWindows、Mac OS Xに対応したバイナリパッケージは、同プロジェクトのWebサイト経由からダウンロード可能。

今回のリリースでは、プロジェクトリーダのMiguel de Icaza氏がブログで予告していたとおり、Mac OS Xのサポートが強化。Windows.Formsがネイティブサポートされ、X Window Systemなしに描画できるようになった。

プラットフォーム共通の機能としては、C#コンパイラの改良によりC# 3.0対応がほぼ完了し、C#からデータベースやXMLのハンドリングを可能にする「LINQ」に対応したことが挙げられる。またSilverlightとの互換性が向上、Silverlight 1.1用アプリケーションの開発環境として利用可能になった。ASP.NET AJAX API群とコントロールの実装、FastCGIのサポートも行われている。