W3C, The Web Application Formats Working Groupは16日(フランス時間)、「Widgets 1.0」のWorking Draft更新版を公開した。Widgets 1.0は、クライアントサイドで実行される小さなWebアプリケーション(ウィジェット)に関する規約。ウィジェットのパッケージングフォーマット、マニフェストファイル(config.xml)の仕様、ウィジェットとともに動作するスクリプリトのインタフェースなどを規定している。
「Widgets 1.0」で使われる「ウィジェット」という小ぶりのWebアプリケーションは、GoogleやほかのWebサービスでは「ガジェット」と呼ばれているし、「モジュール」と呼ばれることもある。時には「ポートレット」と呼ばれることもある。iGoogleのようにパーソナライズドページの形式で使われることもあれば、Mac OS XのDashboardのように単体のデスクトップアプリケーションのように動作することもある。Google Desktopのようにひとつのデスクトップアプリに複数のガジェットを配置するという使い方もある。
ウィジェットに関しては、Googleが2007年9月19日(米国時間)にガジェットを広告の新しい媒体と見なす新しい広告プログラムを発表したほか、人気急上昇中のAjaxフレームワークExtでもポータルを実現するウィジェットコンポーネントが追加されるなど、現在さまざまなニュースが飛び交っている。また、iPhoneやiPod touchといったフルブラウザを搭載したモバイルデバイスも登場しており、ウィジェット活躍の場はさらに広がりを見せるだろう。
しかし、現状のウィジェットには互換性がない。現在W3Cで策定が進められている「Widgets 1.0」は、こうしたウィジェットアプリケーションの互換性を確保するために欠かせないものだ。ウィジェット関連の開発やサービスインがかなり早いペースで実施されていることを考えると、1日も早い策定が望まれると言えるだろう。