script.aculo.usの主要開発者であるThomas Fuchs氏は12日(ドイツ時間)、次期script.aculo.usへ向けたプレビュー版となる「script.aculo.us 1.8 preview 0」を公開した。script.aculo.usはJavaScriptで開発されたAjax Webアプリケーションフレームワーク。Prototypeに対するアドオンとして機能する。プロダクトはThe MIT Licenseの下で提供され、Prototypeに対してアニメーションフレームワーク、ドラッグ&ドロップ、Ajax制御、DOMユーティリティ、ユニットテストなどの機能を追加する。
script.aculo.usの最新安定版は2007年1月19日(ドイツ時間)にリリースされたscript.aculo.us 1.7.0。script.aculo.us 1.8 previewは次期バージョンアップへ向けたプレビューリリースという位置づけで、まだ移行を検討する段階ではない。1.7.1 beta 1、1.7.1 beta 2、1.7.1 beta 3と公開された後、1.7.1をリリースすることなく1.8.0 preview 0となった。
1.8 preview 0では、最新のトランクバージョンであるPrototype 1.6への対応、Ajax.InPlaceEditorおよびAjax.InPlaceCollectionEditorの完全書き換え、Effect.Morphにおける完全なCSS継承の実現、新しいコアエフェクトEffect.Tweenの追加、可能なプラグインや機能を使ってMP3データを演奏するエフェクト機能の実現、パフォーマンスの改善、さまざまなバグの修正が実施されている。
Prototypeとscript.aculo.usは最も人気の高いAjax Webアプリケーションフレームワークのひとつ。"Ajaxian.com 2007 Survey Results"の調査結果によるとPrototypeとscript.aculo.usで1, 2位を占めており、圧倒的な存在感を示している。
次期リリースとなるscript.aculo.us 1.8.0は、1.x系のコードをベースにして機能追加とバグ修正を実施したもの。次期メジャーアップデートとなるscript.aculo.us 2.x系は初めから開発され直されたバージョンになる見通し。すでにscript.aculo.us 1系を採用している場合にはscript.aculo.us 1.8の登場に注目しておきたい。コードベースが同じでバージョンアップが簡単だとみられること、パフォーマンスの改善とバグ修正が実施されていることから、バージョンアップするだけで初期読み込み後のパフォーマンスや動作を改善できる可能性がある。