アシストは10日、Webサイトのパフォーマンス強化を支援する「Webコンサルティング・サービス」の提供を開始した。サービスを時系列(診断→設計/実装→運営改善)と発信先(インターネット/イントラネット)ごとに体系化し、それぞれを6種類の支援サービスとして各ライフサイクルにあわせた構築/維持/機能強化をトータルに支援していく。
アシストは、Webサイトの構築には以下の4点が重要としている。
- サイトの目的の明確化
- 構造の最適化
- 目的にあったコンテンツやアプリケーションの実装
- 利用者ニーズへの迅速な対応
これらを踏まえ、同社のコンテンツ管理システム(CMS)製品「NOREN4」の販売で培ったさまざまな業種業態/規模への導入実績を活かし、3つのフェーズにおいてそれぞれ「企業Webサイト版(社外向け)」「企業内イントラネット版(社内向け)」の2通り、計6つのサービスを構築している。一般的に客観的評価を受けにくいイントラネットのコミュニケーションを活性化させるインフラ構築の実現を目指し、発信先ごとに適切なコンサルティングを提供する。
支援サービスの詳細は以下のとおり。
「現状把握フェーズ」
「サイトクリニック(診断)サービス」。社外向けでは、動線解析などで運営上の問題点を明確化し、改善指針/方向性をレポート化して提示。社内向けでは、社内のコミュニケーションスタイルを踏まえた上で、サイト価値診断/キーコンテンツ価値診断/動線解析の3点からヒューリスティック手法と定量分析で診断を実施する。なお、このサービスはCMS製品がなくても受けられる。
「新規構築/企画段階」フェーズ
「CMS Navi設計支援サービス」。社外向けでは、ビジネスの方向性と利用者のニーズを融合させたコンセプト定義とインフォメーションアーキテクチャの構築を支援する。ノウハウは、アシストの標準ワークシートに沿って提示される。社内向けでは、CMS導入による企業内コミュニケーションプラットフォームの構築を支援する。
「新規構築/リニュアル後」フェーズ
「Web改善サービス」。社外向けでは、Webサイトの運営状況の効果測定などから価値向上のための問題分析から改善への取り組みを支援する。社内向けでは、コミュニケーション機能を強化し、企業競争力を高めるための継続的/自立的な改善活動を支援する。
価格は、「サイトクリニック(診断)サービス企業内イントラネット版」の場合、3,000ページ以下が50万円、3,000ページ以上が60万円。それ以外は個別見積りとなる。