PassPackは7日(スイス時間)、オフラインにおけるPassPackの動作をサポートした「PassPack Offline Version」を公開した。既報のとおり、PassPackはオンラインで提供されているパスワード管理サービス。SaaSサインイン/ログインアカウント、電子メールアカウント、IMアカウント、オンラインメールアカウント、フォーラム/チャットアカウント、アプリケーションアカウント、システムへのログインアカウントなど、アカウント情報をオンラインで安全に管理するための機能を提供している。

PassPack Offline Versionはオフライン時においてもPassPackが動作するように拡張されたバージョン。PassPackアカウントから情報をダウンロードしておくことでオフライン時においても動作するようにする拡張機能だ。最近発表されるオフライン対応のサービスと同様、PassPack Offline VersionもGoogle Gearsをベースに開発されている。

PassPack Offline Versionでサポートされているのはパスワードの閲覧および編集。今のところbackup and restore機能を使うことで同期できるが、将来のバージョンではもっと強化した同期機能を用意するとしている。また今回のバージョンではGoogle Gearsを使っているわけだが、Google Gearsを使わないバージョンを必要とする要望が多ければnon-Gearsオフラインバージョンの開発も検討するとしている。

現在の実装ではWebブラウザごとに違う形式のエータベースファイルを生成して使うため、PassPack Offline Versionを使う場合にはひとつのWebブラウザに固定しておいた方がよいとされている。ただし、複数のPassPackアカウントを使いまわすのであれば、アカウントごとにWebブラウザを使い分けるという方法がいいようだ。PassPackを活用している場合には同バージョンを調査してみるといいだろう。