米Motorolaはこのほど、今年上半期に中国移動通信集団と、総額3億9,400万ドルに上る契約を締結したと発表した。
Motorolaによれば、これらの契約は主にGSMネットワークの拡張とサービスに関するもので、その60%がすでに履行済みだ。一連の契約によって、Motorolaの中国通信市場におけるリーティングポジションがさらに強化されたといえる。
Motorolaはこれらの契約に基づき、中国移動のGSMネットワークにHorizon IIベースステーションなどの基幹設備を提供している。中国移動はこれらの基幹設備を利用し、北京、天津、四川、内蒙古など16の省・直轄市・自治区においてGSMネットワークの拡張と関連サービスの向上に成功した。これは、持続的に増加する中国移動のユーザーに、より高品質で多機能なサービスを提供する上で、非常に重要な意味を持つ。
Motorola中国のPresidentである高瑞彬氏は、「中国移動との一連の契約は、Motorolaが中国通信市場のリーティングベンダーであることをあらためて証明している。Motorolaは中国移動による高水準のGSMネットワークの構築、ネットワークカバレッジの拡大、投資収益の最大化、サービス改善などを、引き続き全力でサポートしていく」と、中国移動との協力関係を強調した。
中国移動副総裁の李躍氏は、「中国移動はエクセレントブランドを目指し、ハイパフォーマンス、低コスト、高効率なインフラストラクチャ・ネットワークを建設しているところだ。Motorolaは先進テクノロジーとソリューション、良質なサービスで、当社を強力にサポートしてくれている」として、Motorolaの協力を高く評価した。