NTTレゾナントは2日、ポータルサイト「goo」において、パソコンやAV機器などの商品情報とその評判を検索できるサービス「goo評判検索」の提供を開始した。CGM分析機能を活用し、価格や機能、デザインなどに関する情報や、ニュースサイトなどの商品レビューを抽出、各商品に併せて商品情報を表示するサービス。
同検索エンジンでは、検索された商品情報に加え、ブログに記載された口コミ情報などを評判分析技術により抽出。商品について好意的なブログ数の相対的な割合を「好感度」、その商品についてコメントしているブログ数の相対的な割合を「話題度」として、5つ星で表示する。また、商品の総合評価を点数形式でも表示する。
さらに、評判評価分類技術により、ブログ記事から抽出した項目別の評価が表示される。評価は、価格、機能、デザイン、使い勝手、その他の5項目。その他の欄には、商品に対する評判表現とされるキーワードを抽出し表示される。
これらのキーワードから該当のブログを閲覧できるほか、ニュースサイトなどに掲載された商品に関するレビューもあわせて閲覧可能なため、幅広い情報を入手することができる。
検索結果でヒットした商品の表示順は、発売日、価格、好感度順、話題度順に並び替えることが可能。また、検索結果から複数の商品を指定し、好みの商品情報のみを陳列させたり、気になる商品を「お取り置き」として表示させることで、後で内容確認することもできる。
同サービスでは現在、パソコン・周辺機器、PCパーツ、PCソフト、デジカメ、AV機器、生活家電、携帯電話の7ジャンル、計7万点を検索対象としている。これらの商品情報は、「goo」の検索技術で収集した商品関連情報と、ベンチャーリパブリックが提供する「coneco.net」の商品データで構成されている。同社では今後、取り扱いジャンルと商品情報の拡大を図り、2007年度中に商品数500万点まで拡大させたい考えだ。
同サービスは、自社のサイトだけでなくブログ全般で口コミ情報を収集・分析し、商品情報にあわせて評価などを表示させるという点において、国内初の取り組みだという。