アイレップは12日、開発コード名「Panama」で知られるオーバーチュアの「新スポンサードサーチ」に対応する広告運用管理ツールを開発したことを発表した。オーバーチュアのWeb APIを利用して開発されたツールで、SEMサービスの一層の強化を図る。

オーバーチュアが5月中旬に説明したところによれば、従来の顧客3,500社は5月14日まで新スポンサードサーチへの移行を完了。さらに5月中旬から下旬の頭にかけて1万社を移行させると説明していた。

アイレップでは、移行・導入が進む新スポンサードサーチの特徴として、順位決定方式に入札価格と広告品質の双方を加味した順位決定方式が新たに採用されることから、今後のリスティング広告の運用戦略に高いインパクトが与えられると予想。この変化に対応するため、新スポンサードサーチの仕様にあわせた広告運用管理ツールを開発したとしている。

今回開発された広告運用管理ツールは、クライアント企業の広告掲載状況や審査ステータスの一括集中管理、新スポンサードサーチの仕様にあわせた広告運用レポートの自動作成が可能になり、「迅速かつ正確な運用体制を実現した」(同社)という。

同社では、新スポンサードサーチの拡張にあわせ、今後も機能の拡充に努めるとしている。