Gartnerは4月19日(現地時間)、半導体業界の設備投資額の予測を発表した。これによると、2006年には特にメモリ分野で旺盛な投資が行われたが、2007年には縮小する見込みだ。2007年の設備投資額は406億ドルと予測されており、これは2006年(419億ドル)に比べて3.2%減となる。ただし、2008年にはまた増加に転じると見込まれており、2008年の予測額は466億ドル、2007年比で14.9%増となるとしている。

ウェハFAB設備(WFE)の2007年の売上は0.7%減少と予測される。Intelを始め、2007年には45nmプロセス技術での量産が開始されるが、WFE市場の45%以上を占めるメモリ分野では需要が減退する見通し。ただし、2008年にはIDM(Logic Integrated Device Manufacturer)やファウンドリの投資が回復する見通しだ。

パッケージング/組み立て設備市場では、2006年には18.2%の成長を達成したものの、2007年は一転して12.2%減となる予測だ。ただし、2008年にはこの市場も好転する予想で、Gartnerでは2008年の成長率を20.2%と見積もっている。