セカンドライフでは、ユーザが作成したオブジェクトの著作権をユーザに渡している。ところが、ユーザの創作物やユーザ自身のアバタまでもコピーする「copybot」が出現した(Reutersの報道)。

Linden Labの運営するオープンソースプロジェクト「libsecondlife」のバグ解析ツール「copybot」が、どういうわけか流出しオークションにかけられてしまったのだ。即座に住民たちの激しい反対運動がおき、copybotを販売しようとしたショップは店を閉めざるをえなくなった。

こうなってくると、どこまでがミスによる流出なのか、Linden Labのしかけの一部なのか、筆者にはわからない(Reuters報道)。

ところで、2月27日に、セカンドライフからボイスチャット機能についてアナウンスがあった。

これが可能になったらキーボードを打つだけでは稼ぎ足りない「娼婦」さんはもとより、たとえば、外国語を学びたい世界中の人にとってもセカンドライフは嬉しすぎる存在になる。

そんな世界に変ってきたとき……反乱軍のフェアリーに応募して自爆するもよし、英会話の学習に精を出すもよし、日本語を学びたい外国人にイケナイ日本語を教えるもよし。リデンラボの過激なしかけは、筆者の想像をこえているが、見る阿呆より踊る阿呆になった方が楽しいことだけは保証する。