銀座のクラブに勤務する筆者が「銀座に出没するちょっと残念なおじさん」をご紹介します。
今回ご紹介するのは、「ホステスに対し素性に関する質問を複数なげかけ、相手を品定めしてしまうおじさん」です。
厳しい選考に挑んでいるのはあなた自身でもある
ホステスに
「年齢は?」
「それは実年齢だよね?」
「本名を教えてくれる?」
「実家は?」
「ご両親は何をしているの?」
「最終学歴は?」
「社会人経験はある?」
「昼間は?昼間は仕事してるの?」
「看護師! そうなんだ……じゃあ介護は安心だ」
「貯金はしてるのかな?」
「得意料理は?」
「趣味は?」
「旅行か……え、海外? お金がかかる子なんだね」
と、ねほりはほり質問をして品定めをしているおじさんが時々います。
そして
「よし! 合格!!」
と、言うので「ああ、息子さんのガールフレンド候補を探しに来ているのね」と思って聞いていたら
「ボクとぜひデートしましょう」
と、張り切っているから驚きです。
28歳現役看護師で貯蓄もある彼女が、薄毛で肥満でたぶん高血圧の59歳既婚男性を選ぶわけないでしょ。
女性に対しあれこれと条件を設け、一方的にジャッジメントを下すのが得意なあなたたちおじさんは、自分自身が客体となって品定めされることはあまりうまく想像できないようです。
Instagramの検索はタブー
そして彼女のInstagramを探し当てたおじさん。
「隣にいるこの男の子は誰かな?」
と、ツーショット写真を指さし、怪訝そうな顔をしています。大ピンチです。
彼女はとっさに
「それは弟です!」
と、無茶な言い訳をしましたが、おじさんはというと
「ああ、弟か! 仲良しなんだね」
と、納得している様子。
姉を後ろから抱きしめ、頬にキスまでしている男が弟なわけないだろ。
良い夢見ろよ
今回は「ホステスに対し素性に関する質問を複数なげかけ、相手を品定めしてしまうおじさん」について解説しました。
おじさんに夢を与えるのが我々のお仕事ですからね。
得意料理は肉じゃがで、趣味は演劇鑑賞。ツーショット写真で眩しい笑顔を見せているイケメンも、あの日手をつないで歩いていた高身長男性も、同じマンションに出入りしているあの青年も全て弟です。

