愛用する腕時計を手がかりに"人生の時"を語ってもらうインタビュー連載『夢を刻む、芸人の時計』。テレビでおなじみのあの芸人は、どんな若手時代を過ごし、ブレイクの瞬間を迎え、どうやって未来を刻んでいくのだろうか? そのストーリーに迫る。
本稿で話を聞いたのは、お笑いコンビ ドンデコルテの小橋共作さん。1989年6月17日生まれ、沖縄県宜野湾市出身で、NSC東京校19期生。相方の渡辺銀次さんと2019年にドンデコルテを結成している。
カルティエにロレックス、IWCなど...これまで登場した「芸人の時計」を一気に見る
苦い記憶と当時の腕時計
――人生で初めて購入した時計を覚えていますか?
自分で買ったものではなく、高校の入学祝いで、お姉ちゃんに買ってもらいました。メーカーは憶えてないんですが、シルバーの時計で3万円くらいしたようです。社会人になっても使えるように、ということだったと思います。高校2年生のときにバイクで事故にあって壊れるまで、ずっと使ってました。
その後、自分でカルバン・クラインの時計を買いました。2万円くらいだったかな? これもお気に入りだったんですが、また事故で壊してしまって。事故の損失物の請求を出すときに調べたら、もう生産してないモデルだったらしく10万円くらいの値がついていました。10万円で請求を出したら却下されましたが。
――どんな学生時代を過ごしましたか?
間違って沖縄でトップクラスの進学校に入っちゃって、結構、しんどかったですね。勉強についていけなかったんです。部活はやらず、マクドナルドでバイトしてました。高校卒業後に進学した専門学校(英語観光科)で、先生に「留学するお金はないんですが、どうしてもアメリカに行きたくて」って相談したところ、こういうのがあるよってオススメしてくれたのが、米軍基地の中にあるメリーランド大学グローバル・カレッジ校でした。それで専門学校からそちらに編入しました。
――初めての舞台の思い出はありますか?
NSC時代ですね。でもどんなネタをやったのか、全く憶えてないです。芸人を目指している人たちが出る舞台で、知り合いもたくさん来る、そんな温かい雰囲気の中でそれなりに笑いもとれたと思います。
――相方の渡辺銀次さんとの初めての舞台はいつでしたか?
ゆにばーすの川瀬名人の主催するライブで、ユニットを組んだのが最初です。そのときは、ナベさんから「一緒にやろう」って声をかけられました。そのライブ限定のユニットだったんです。これがきっかけではないんですけど、その後にドンデコルテを結成しました。
多忙な中でも優先する、野球とモルモットとのひと時
――プライベートで優先している時間はありますか?
やっぱプロ野球観戦ですね。横浜DeNAベイスターズのファンなので、試合が始まったら、たとえネタ合わせ中でも見てしまいます(笑)。ライブの出番が5分とかなら、ギリギリまで袖で見てて、出囃子がかかったら袖で消して、行って戻ってきてすぐ続きを見る、みたいな。流し見ができる人間なので、できることなら本番中もモニターに出して欲しいくらい。ホームランとか出たら「うおお」とか叫んじゃいそうですが。それくらい好きなんです。
――最近、「時間が足りない」と思ったことはありますか?
横浜スタジアムに行けてないんですよ。もっと現地で野球観戦したいですね。
4月の公式戦では始球式(セレモニアルピッチ)にお呼ばれしたんですが、雨で中止になっちゃって。リベンジしたいです。いつ呼ばれても投げられるように、いまめっちゃピッチング練習してます。今朝もやってきました。近所の公園にキャッチボールできるスペースがあるので、後輩を呼んで練習してます。めぞんの原一刻がキャッチャー経験者なので座らせたり、あとは1人で壁当てしたり。いつかハマスタのマウンドで130km/hを出せたら良いですね。
――もともと趣味の時間を大事にされるタイプですか?
いえ、ベイスターズを好きになる前は趣味がなくて。筋トレは「やらなくちゃいけないもの」としてずっと続いてるんですが、趣味がなかったので、ちょっと前まで暇なときは本当に時間が余っていましたね。逆にいまは趣味ができたけど時間がない状態です。
来週、せっかくお休みがあるのにベイスターズの試合はホームゲームじゃないんですよ。だから休みの日を持て余しそうです。
――野球を見始めたきっかけは?
ベイスターズに平良拳太郎というピッチャーがいるんですが、めぞんの原に「小橋さんは平良選手に似てますね」と言われて、見てみたら確かに雰囲気が似ていて。あと、神里和毅選手がオレの衣装に似てる服を着てるアクリルスタンドも販売されてて、びっくりして。それきっかけでハマスタに試合を見に行ったら、これがめっちゃ面白かったんです。それまで野球は「テレビでやってれば見る」くらいだったんですが、初めて生で見たら迫力が違いました。それ以来、ベイスターズファンです。
――ほかに大切にしている時間はありますか?
モルモットを飼っているので、夜、家に帰ってきてご飯をあげたり、世話する時間を大事にしています。癒しの時間ですね。以前はハムスターを飼っていたんですが、亡くなっちゃったときに寂しくて。ペットショップに行ったらモルモットがすごく可愛くて、それで飼い始めました。




