日本航空は3月23日、新ブランドスローガン「Soaring Together」の下で展開する新商品や新サービスの発表会を行った。新たに導入する新機材・ボーイング737-8型機の国内線新シートや有名シェフとコラボした機内食など、注目コンテンツをチェックしてきた。
新たな成長戦略の策定でJALが目指すもの
3月2日に策定した新たな成長戦略「JALグループ経営ビジョン2035」でJALグループが実現したい未来社会として、「Sustainable Well-being Future」(心はずむつながりが社会全体に広がるサステナブルでウェルビーイングな未来)を示した日本航空。
同社カスタマー・エクスペリエンス本部 副本部長の崎原淳子さんは、思い描く未来に対して提供できる価値として、「安全・安心な未来の空」「お客さまの心に響く出会いと体験」「関係・つながりの創造」の3つを挙げる。
新ブランドスローガン「Soaring Together」について崎原さんは、「約4万人のJALグループ全社員が心を一つにJALブランドを体現し、お客さまの心がそっと上向く瞬間を支えるパートナーでありたいという決意を込めた」とし、関係・繋がりの創出を通して、人々の心がより豊かに前向きに動き出すきっかけ作りを目指すとした。
そのために行ったのが、JALブランドとして大切にしてきた「伝統」「革新」「日本の心」のアップデートだ。
崎原さんは、「移動中や旅先、そして日常生活の中でお客さまの人生と社会に寄り添って共に歩んでいく存在として、心に響く出会いと体験を届けていきたい」と話した。
国内線小型機初のファーストクラスでストレスフリーな移動時間を実現
今後、どんなサービスや商品が展開されるのか。
大きなトピックとなるのは、2027年度から順次運行の開始を予定するボーイング737-8型機。本機には、JAL国内線小型機としてファーストクラスを初搭載する。これにより、上質なJALのファーストクラスサービスを体験する機会が増えそうだ。
注目は充実装備のファーストクラスシートだ。
リクライニングとレッグレストは電動で駆動し、レッグレストが上昇するとその下に格納される部分が自動で伸びて延伸する。この仕様によって、レッグレストが上がった状態でもリラックスできる姿勢をキープしてくれる。
センターコンソールに備えたUSB Type-A/Type-Cに加え、側面にはワイヤレス充電も完備。3系統の充電に対応できる。もちろん同時充電も可能だ。
移動時間をワンランク引き上げるプレミアムな機内食
ファーストクラスやビジネスクラスを使った空の旅では提供される機内食も楽しみの1つとなるが、今回JALはメニューを刷新する。
国内線ファーストクラスでは、毎月テーマとなる都道府県に着目。その土地ならではのメニューや食材を存分に活用した機内食を用意する。
フライト時間の短い羽田=伊丹線、羽田=広島線では日本が誇る文化であるお弁当スタイルで提供し、厳選された旬の味覚や名産品が味わえるとのことだ。
一方、国際線のファーストクラスやビジネスクラスの2食目サービスの洋食メニューを刷新する。中でも注目は、1日1組限定レストラン「été」の庄司夏子シェフが監修するメニュー(東京発欧米行き)だ。
「世界のベストレストラン50」で、アジアのベスト女性シェフ、ベストペストリーシェフの2冠に輝いた唯一のシェフである庄司シェフ。普段は機会が限られる味わいを堪能できるとなれば、ファーストクラスやビジネスクラスを利用するメリットも大きいといえそうだ。
その他にも、2022年にエコノミークラスの機内食を監修した「natuRe waikiki」の小川苗シェフが、ハワイ発日本行きのビジネスクラスの機内食を担当する。
また食事を引き立てるドリンクメニューも、"食事をよりおいしく楽しめる"をコンセプトにセレクトした日本酒や、JALワインアドバイザーの大越基裕氏が世界各国から厳選した銘柄ワインをラインアップ。機内食とのマリアージュを楽しんでほしいとのことだった














