日本航空は8月1日より、JAL最高峰のメタルカード「JAL Luxury Card」および「JAL Luxury Card Limited」(完全招待制)の発行受付を開始する。都内で行われたメディア説明会で、関係者は「相当な時間と手間をかけて開発しました。持つだけで品格を感じていただけるカードです」とアピールした。
鎌倉彫をモチーフに、"鶴丸"を施したメタルカード
「JAL Luxury Card」および「JAL Luxury Card Limited」の外観は、JALの機体を想起させる重厚感のあるメタル素材。その中央には、鎌倉彫をモチーフにした繊細な彫刻技術による、JALブランドの象徴である”鶴丸”が施されている。
富裕層に特化したラグジュアリーカードと開発
メディア説明会で、日本航空 執行役員の大森康史氏は「JALでは航空事業のみならず、マイル金融などの非航空分野を成長ドライバーとし、事業ポートフォリオの多様化を推進しています」「今後ともマイルを貯める、使う、といったシーンを拡大していくことでお客様のウェルビーイングの向上に貢献していきます」と強調する。
そのうえで「今回の富裕層向けJAL Luxury Cardの展開は、私たちの経営戦略を加速させる重要な取り組みと位置づけています」と大森氏。現在、JALではエントリー層に向けて年会費無料のプリペイドカードJAL Pay、年会費2,000円のJALカード(普通カード)を展開し、中間層に向けてはCLUB-Aゴールド、プラチナ、プラチナProを用意している。しかし富裕層向けのカードがなかった。「ショッピングで、より多くのマイルを貯めたい、JALが提供する最上級のサービスを利用したいというお客様のご期待に応えられておりませんでした」(大森氏)。
そこで富裕層に特化したラグジュアリーカードを提供するBlack Card Iと連携し、JAL Luxury Cardを開発した。カードの発行、会員管理などはSBI新生銀行グループのアプラスが担う。
マイル還元率は、JAL Luxury Cardが1.25%、JAL Luxury Card Limitedが1.50%。JAL Luxury Cardは所持するだけでJMBのクリスタルステイタスが自動付与され、JAL Luxury Card Limitedなら毎年進呈される50,000FLY ONポイントによりサファイアステイタスが確定する。このほかコンシェルジュ、空港ラウンジ、ダイニング優待といった特典を利用可能。大森氏は「日常に、旅の日に。よりたくさんの方に、ラグジュアリーな体験をお届けできるよう取り組んでまいります」と意気込む。
Black Card I 代表取締役の菊地望氏は、JAL Luxury Cardの想定ユーザー層について説明した。そもそも同社のラグジュアリーカードのユーザー層は、経営者層が約7割を占めている。上位50%の会員の平均年収は6,000万円以上で、年間平均決済金額は3,000万円以上。年齢層としては20代~40代が7割とのことで「JAL Luxury Cardについても、これに近い属性の方々が中核になるのでは、と考えております」とする。
質疑応答の時間がもうけられ、大森氏、菊地氏がメディアの質問に回答した。新規会員について、他社のカードから乗り換える人が増えそうか、あるいは既存のJALカード会員のアップグレードが多くなりそうか、という質問に大森氏は「まずは他社サービスからの流入が多くなると考えています。というのも市販のラグジュアリーカードの利用者メリットは、カード会社の提供する価値に限定されています。でもJAL Luxury Cardは、マイレージ、Life Statusポイント、ラウンジ利用など、JALとして提供できるアセットもフル稼働しており、より満足いただけるものになっているからです」と説明。ただJALカードの利用者からも「上位ステータスのカードを出して欲しい」という声は寄せられていたと明かし、「JALカード会員のアップグレードもあることを期待しています」と補足した。
JAL Luxury Card Limitedは完全招待制となる。これについて、具体的にはどういう手続きを踏むのか、と問われると菊地氏は「総合的な判断で、というのが公式の答えとなります。基本的には、JAL Luxury Cardをご利用中のお客様を対象に、総合的に判断したうえでJAL Luxury Card Limitedをご提案させていただく仕組みとなっております」と回答した。












