海外で日本の古いスポーツカーが人気だという話はよく聞くが、実は国産コンパクトカーも人気上昇中だ。アメリカで軽トラックを入手し、乗ったりいじったりして楽しんでいる人がいるといったような話も耳に入ってくる。
今回は、それとは少し違うのだが、ホンダの軽自動車「N360」を取り上げてみたい。「ノスタルジック2デイズ 2026」(N2d)で状態良好な個体を見つけた。
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最初にアメリカ上陸を果たしたホンダ車は?
N360、通称「エヌコロ」は昭和42年(1967年)にデビューした軽自動車。実は、ホンダ初の海外進出モデルとして、600ccに排気量をアップした「N600」が北米に輸出されていた。 「シビック」や「アコード」が彼の地で人気になって「ホンダ神話」を確立する前に、N600はすでにアメリカ上陸を果たしていたのだ。
ホンダのMM思想を体現したコンパクトなボディ、愛嬌のあるフロントマスク、時計のように精密な機構でハイパワーを絞り出す小さなエンジンなどが認められ、フィアットの「チンクエチェント」(500)やBMW「イセッタ」などのマイクロカーを愛する層からは、N600が今でも人気絶大なモデルになっているという。
写真の赤ボディは「オートショップTakeey's」がN2dで展示していた個体。N360のエンジンを600ccにボアアップしたN600仕様で、なんと左ハンドルモデルだ。来歴を尋ねると「返還前の沖縄で使われていたものでは」とのことだった。
過去のオーナーがかなり手を加えた痕跡が見られるが、程度は良好。この日は興味を持ったフランス人のお客さんが訪ねてきたという。価格は250万円~300万円前後であるとのこと。
ホンダのコンパクトモデルはどれもかわいくて、海外でも人気が高いものが多いのだが、今回のN2dでは1982年式の「シティ」もなかなか良かった。トランクに搭載するバイクの「モトコンポ」とセットであることがポイントで、こちらもJDMマニアの人気を集めているという。















