ライバルのT社から「名ばかりのGTは道を開ける」と挑戦を受けたのが、日産自動車「スカイライン2000GT-ES」というクルマだ。本当に名前負けのするクルマなのか、実車を確認してきた。
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日産がT社に反撃した後期型を詳細に見る
「ケンメリ」の愛称で有名なスカイラインの後継モデルとして、1977年に登場した5代目「スカイライン」(C210型)は、「スカイライン・ジャパン」の愛称で知られるクルマだ。
エクステリアは従来のスカイラインが特徴としていたなだらかなラインから一変。直線基調のカクカクしたイメージに大変身し、ヘッドライトは丸型4灯から長方形の2灯式に変わっている。
C210型のトップモデルとなる2000GTシリーズは、直列6気筒2,000ccの「L20型」エンジンを搭載したものの、当時の自動車排ガス規制の影響で、DOHCもターボも採用されていなかった。そのため、DOHCのツインカムエンジンを搭載していたライバルのT社からは、「名ばかりのGTは道を開ける」と挑発を受けた。
日産も負けてはいなかった。1980年の後期型にターボエンジンを搭載し、ターボモデルがなかったT社に対して「今、スカイラインを追うものは誰か」と逆挑発を敢行。なんだかいい時代だったのである。
「オートモビルカウンシル2026」でヴィンテージ宮田自動車が販売していた「スカイライン2000GT-ES」は、まさにそのターボエンジン搭載モデル。長い直6 SOHCのヘッドには、「NISSAN TURBO」の大きな文字が刻まれている。2ドアボディのエクステリアはブラックボディにゴールドのストライプが入っていて、テレビドラマ『西部警察』でおなじみの「マシンX」と同じカラーだ。
1981年(昭和56年)式の後期モデルである展示車は、平成3年に全塗装を施し、当時調達できたメッキパーツを全て交換。室内とエンジンは当時のそのままをキープしている。「5速、AC、PS、PW 、アルミ」とその頃の販売車の説明書通りの文字が並び、スペアキーや取説も現存。さらに、フロントヘッドライト下のフォグランプは電動カバー付き(AUTO COVERの文字入り)で、現在も問題なく実働するとのことだ。
プライスタグは850万円。いかがだろう。












