パソコンの修理を依頼できるところはどこ?主な窓口を解説
パソコンの修理には、さまざまな窓口が対応しています。メーカー修理、家電量販店、修理専門業者それぞれのメリット・デメリットについて、解説します。
パソコンを販売していたメーカーに対応してもらう「メーカー修理」
メーカー修理は、利用しているパソコンを販売していたメーカーに対応してもらう方法です。
保証期間内であれば、基本的に自分側に過失のない状況での故障時は無料で修理対応してもらえるのがメーカー修理のメリットです。メーカーによっては、購入時に有料の保証サービスなどに加入することで保証期間を伸ばしてもらえることもあります。
またメーカー修理であれば、メーカーが認める正規の部品で修理してもらえるためよりしっかりとした修理対応を受けられる可能性が高いことも見逃せません。
ただしメーカー修理は基本的に利用するために保証書が必要で、また保証期間を過ぎている場合高額な費用がかかったり、発売から時間が経っていると修理自体を受け付けてもらえなかったりする場合があることにご注意ください。
データは基本的に初期化されるので、内部に保管されている大事なデータは事前にバックアップを取っておく必要もあります。
購入したパソコンの故障時に修理対応をしてくれる「家電量販店」
パソコンを購入したのが家電量販店の場合は、家電量販店への持ち込みで修理を受け付けてもらえる場合があります。家電量販店の場合は身近なお店にパソコンを持ち込むことで修理をしてもらえる手軽さがメリットです。
また購入時に長期保証に加入していれば、3年や10年など長期間にわたって修理対応をしてもらえる場合があるのも魅力です。
ただし家電量販店で修理を依頼する場合は、具体的な修理料金が持ち込まなければわからなかったり、家電量販店を通してメーカーに修理を依頼する形となるため直接メーカーに申し込むより時間や費用が多くかかってしまう場合があったりすることにご注意ください。
基本的に修理対応時にパソコン内部のデータが初期化され、消えてしまう点にも注意が必要です。
様々な会社のパソコンの修理を出張や宅配・持ち込みで対応してくれる「修理専門業者」
パソコン修理の専門業者は、様々なメーカーのパソコンを出張や宅配、店舗への持ち込み対応といった方法で修理してくれるため利用しやすいのがメリットです。
公式サイト等の料金表をチェックして事前にある程度の修理代の目安を確認できたり、保証書の有無を気にせず利用できたりするのも魅力です。
データを消さずに対応してくれると明言している業者を利用すれば、事前に必要なデータのバックアップを取っておく手間もかかりません。
ただし色々な業者があり、中には使っているパソコンの修理に非対応な業者や高額な費用を請求するなどトラブルを起こす悪質な業者もあるため、自分で公式サイトや口コミ評判などをしっかり確認して利用する必要がある点には注意が必要です。
長く使い続けるために知っておきたいパソコンのメンテナンス方法
パソコンを長持ちさせたり、故障などのトラブルを未然に防いだりするために日頃から行っておきたいメンテナンス方法を解説します。
パソコンは高額なので、できるだけ長く使いたいものです。必要に応じてメンテナンスを定期的に行い、できるだけ長期間にわたりパソコンを使える状態を維持しましょう。
定期的にパソコン内部などを清掃する
パソコンを使っていると、本体の内部やキーボードの隙間など様々な場所にホコリなどの汚れが溜まっていきます。
汚れが溜まるとパソコンは正常に動作しなくなる恐れがあるので、極端に汚れていなくても半年に1回など定期的な清掃をしておくのがおすすめです。
帯電を起こさないために放電を定期的に行う
パソコンは、長い間使っていると内部に不要な電気が溜まる「帯電」という問題を引き起こすことがあります。
帯電すると電源が点かなくなったり、使用中勝手に電源が切れたりといった問題が起こります。
内部に不要な電気を溜めないように、定期的に接続されているケーブルや周辺機器を抜いてしばらく放置する「放電」を行いましょう。
ノートパソコンの場合は、メーカーの公式サイトなどから放電方法をチェック・必要に応じて放電作業を行ってください。
データ消失を防ぐため、大事なデータはクラウドストレージなどにも保管する
ハードディスク(HDD)やSSDなどのデータは突然の故障で消失してしまう可能性があるので、消えてしまったら困る重要なデータは他の場所にもバックアップを取っておきましょう。
例えばクラウドストレージのサービスを契約して大事なデータを保管していれば、万が一手持ちのパソコンのハードディスク等が壊れても安心です。
ウイルス感染を避けるため、怪しいWebサイトやアプリケーションは利用しない
パソコンのウイルス感染は、悪質なWebサイトやアプリケーションなどを経由して入り込みます。
怪しいと思われる海外のサイトやよくわからないアプリケーションなどは、絶対に開かないようにしましょう。