パソコン修理費用の相場
パソコン修理費用の相場を、作業内容別に見ていきましょう。今回は以下の3つの作業内容での費用相場を紹介します。
・マザーボードの交換
・液晶モニターの交換
・ウイルス駆除
マザーボードの交換
マザーボードはパソコンの最も主要なパーツです。システムの中核を担うメイン基板であり、CPUやグラフィックボードなどはマザーボードがなければ機能しません。
パソコンにとって重要なパーツなので費用は高めの傾向にあり、修理を依頼する場合の相場は30,000円~50,000円程度となります。
自力で交換すれば費用を抑えることは可能ですが、マザーボードの交換は専門的な知識が必要となる場面もあり、途中でトラブルが発生してしまうと解決は非常に困難です。
以上のことからマザーボードの交換は難易度の高い作業となるため、基本的には修理業者へ依頼することをおすすめします。
液晶モニターの故障
画面に線が入る、ディスプレイが映らない、画面がちらつくなどの症状が発生した場合は液晶モニターが故障した可能性が高いです。
液晶モニターの初期化や放電などの対処法を実践し、それでも改善されなければ修理を依頼しなければならないでしょう。
液晶モニターの修理費用は、症状によって金額に差が生まれます。液晶パネルを交換しなければならない場合は40,000円程度が相場となりますが、バックライトやインバーターの交換で済む場合の相場は20,000円程度です。
ウイルス駆除
パソコンがウイルスに感染してしまうと、パソコンの動作が遅くなる、パソコンが起動しなくなるなどのさまざまな症状が発生します。
個人情報が漏えいする危険性もあるため、ウイルス感染が疑われる場合は一刻も早く駆除するべきです。
ウイルス対策ソフトを用いて自分で駆除することも可能ですが、ウイルスは非常に多くの種類があるため、新しいウイルスは検知できない可能性があります。
そのため、確実にウイルスを駆除したい場合は修理業者へ駆除を依頼するとよいでしょう。ウイルス駆除の相場は10,000円程度ですが、複数のウイルスに感染している場合などは20,000円程度必要になってしまう場合もあります。
よくあるパソコントラブルとまずすべき対処法
パソコンでよくあるトラブルとその対処法を解説します。
まず、電源がつかなくなってしまうケースがあります。
電源がつかなくなると、データのバックアップも何もできなくなってしまうので、とても困ります。単純に電源ケーブルが抜けてしまっていたり、バッテリーがなくなっていたりするケースもあるので、まずは電源ケーブルとバッテリーをチェックしましょう。
それでも異常がなければ、電源ユニットやパソコン内に異常があることになります。
電源ユニットの故障で電源がつかないか、パソコンのマザーボードなどの部品が故障して電源がつかなくないのか、原因を突き止めて直すにはやはり修理を依頼するしかないでしょう。
パソコンの電源は入るのに、起動画面のまま動かない、または勝手に再起動し続けてしまう、というケースもあります。
この場合は、ハードディスク(HDD)やメモリやドライバなどに不具合が生じているケースがほとんどなので、すぐに修理を依頼しましょう。
また、すぐに電源が落ちてしまう場合は、バッテリー劣化やCPUファンの故障も考えられます。
電源は入るし起動するけど、表示があきらかにおかしい症状もよくあります。表示に線が入ったり、全体の色がピンクがかっていたり色むらがあったりなどの症状です。
液晶ディスプレイや表示の設定を初期化したり、モニターのケーブルをチェックしたりしてみて、それでも直らなければパソコンの部品が破損しています。
パソコン内部のグラフィックボードが破損していたり、液晶パネルそのものが劣化していたりなどの原因が考えられます。
グラフィックボードや液晶パネルを交換するのは、パソコンにかなり詳しくないと難しいので、修理依頼をおすすめします。