パソコン修理にかかる料金とは?
パソコン修理には、さまざまな料金が発生します。
まず、パソコンの修理作業に入る前に診断料金がかかってきます。診断料金は「基本料金」と呼ぶ業者もあり、パソコンの故障状況を調べたり点検したりするのにかかる料金です。
一般的にはパソコンを修理業者に渡し、見てもらった時点で発生します。この時点ではパソコンの修理作業にまだ取りかかっていない段階なので、修理をお願いしなければ診断料金の支払いだけで終わります。
そして修理作業をお願いすると、診断料金にプラスして作業料金がかかります。作業料金は、修理内容によって金額が大きく変わります。
もしパソコンの液晶や内部の部品を交換することになると、部品代も必要です。
そのほか、出張で修理に来てもらう場合は出張料金が上乗せされますし、パソコンを宅配便などで送る場合には送料を負担することになります。店舗への持ち込みでの修理では、出張料金や送料はかかりません。
また、業者によっては見積もり後や修理作業を始めた後にキャンセルするとキャンセル料が発生するところもあります。キャンセル料が発生するのか、発生するとしたらいくらなのかは事前にチェックが必要です。
「修理をしてもらわなかったのに、高い料金を支払ってしまった」というトラブルにならないように注意してください。
パソコン修理時の個人情報データについて
パソコンを修理に出す際、パソコン内に保存された個人情報が漏洩するリスクがあります。それは主に以下の通りです。
・修理前に初期化しない場合
・データのバックアップサービスや復旧サービスを利用する場合
たとえばメーカーへ直接修理に出すと、まずパソコンを初期化することがほとんどです。こうすれば、修理スタッフが内部のデータから個人情報を知ることはありません。
しかし初期化せず修理を続行する場合や、業者側でデータバックアップを取ってもらう場合などは別です。
ユーザーデータや保存された写真、連絡先などの個人情報に、修理スタッフが触れる機会があります。また悪質な業者であれば、こうした個人情報を漏洩させるリスクもあるのです。
個人情報保護に関する認証を取得した業者が安心
個人情報の漏洩リスクが心配な人は、個人情報保護に関する認証を取得した業者を選びましょう。具体的には、以下のような認証が挙げられます。
・プライバシーマーク
・情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)
これらの認証は個人情報を適切に管理し、保護できるシステムが確立された業者に付与されます。こうした認証を取得した業者に依頼すれば、外部に個人情報が漏れるリスクを抑えられるでしょう。
個人情報を守るなら出張修理がおすすめ
プライバシーマークやISMSを取得している業者でも、作業スタッフが個人情報に触れる機会をゼロにはできない場合があります。データを人に見られるのが心配な人は、出張修理を依頼すると良いでしょう。
出張修理とは、修理スタッフが直接やって来てその場で診断や修理をしてくれるサービスです。作業している様子を見ていられるうえ、自分でログインパスワードを入力できるといった安心感があります。