パソコン修理業者の選び方
ネット検索でパソコン修理業者を調べるとたくさんの候補が出てきて、どこに依頼すればいいのかとお困りの方も多いかと思います。
中には悪質な業者もいますので、安さだけを基準に選ぶと失敗してしまう可能性があります。
パソコン修理業者の選び方や、依頼する際の注意点、優良なパソコン修理業者を選ぶポイントを紹介します。
料金体系がわかりやすい
悪徳業者の場合、基本料金を安く記載しており、後から理由をつけて追加料金を何度も請求するケースがあります。作業が終了してから、初めて具体的な料金がわかるパターンは危険です。
あらかじめ全ての費用が含まれた料金を記載していたり、出張サービスなどのオプションがある場合も明確にわかりやすく表示している店舗を選びましょう。
見積書の内容が細かく記載されている
見積もりを依頼した際に、どの作業にどれくらいの料金がかかっているか細かく記載されている業者を選びましょう。
作業代の他、部品代、診断料、出張料など細かく記載されているほど透明性が高く、信頼感があります。
修理の料金は、故障の内容によって変わります。なぜ、その金額になっているのかを納得できるくらいのレベルで見積書が作成されていることが優良店を見極めるポイントです。
もし、見積書に最終的な請求金額した書かれていない場合は、その内訳を担当者に確認しましょう。
修理実績がある
パソコン修理業者は、実績があるほど長く利用されていることがわかり信頼があります。過去の修理実績を掲載している業者を選びましょう。
実際に修理した際の写真や、修理内容が細かく掲載されていると安心です。
また、修理にかかった費用が掲載されていれば、似た症状の事例から費用相場も確認できます。
認定資格を持っている
パソコン整備士協会が主催している民間資格で、「パソコン整備士」があります。この資格を取得するためには、パソコンのハードウェア・ソフトウェアなどに関する認定試験に合格する必要があります。
この資格を、パソコンを修理する担当者が取得しているかを確認しておきましょう。資格保持者が店舗に存在する場合は、店舗にパソコン整備士がいることを明記し、その店舗のアピールポイントとしていることが多いです。
プライバシーマークを取得している
パソコンは個人情報がたくさん詰め込まれています。個人情報の取り扱いについて、しっかり配慮している業者を選びましょう。
優良店では、個人情報保護に取り組む姿勢を示す「プライバシーマーク制度」、国際標準に夜マネジメントシステム評価となる「ISMS」マークの掲載があるでしょう。また、個人情報保護方針やプライバシーポリシーなどもきちんと掲載されているか確認しましょう。
中には、個人情報保護方針やプライバシーポリシーを適当に記載している業者もあります。そのため判断が少し難しいのが現実です。
その場合は、個人情報開示の手数料を確認してみましょう。開示を請求する際に発生する手数料は、法律上でも認められています。この際にかかる手数料が、1,000円未満など、妥当な料金で見積書にも細かく配慮して記載されている業者は、優良な業者と考えて問題はないでしょう。
実店舗がある
パソコン修理業者として事業を展開していれば、実際の店舗が存在します。初めて修理を依頼する場合は、実店舗がある方が安心して依頼できます。
悪徳業者は、宅配などで送られたパソコンをそのまま持ち逃げしたり、個人情報を抜き取ったり、高額な請求を行います。実際に、ホームページなどに記載されている住所に訪問すると住所は架空のもので連絡がつかないケースもあります。
実店舗を持たないことによって経費を削減し、その分安価な修理を行う優良な業者も存在します。そのため実店舗がないという理由だけで、必ず悪徳業者であるとは限りません。
修理業者として全国各所に修理店舗が存在していれば、実際に店舗に持ち込んでスタッフの人間性も確認することができるため、会社としてきちんと運営しているか判断する目安になります。
また、修理業者のサイトに記載されている住所が存在するか、電話番号にかけてもすぐつながるかを事前に確認しておきましょう。
よくあるパソコントラブル
よくあるトラブルについて、症状や原因、対処法などを簡単に説明します。
自分で簡単に解決できる場合もありますし、業者に依頼する際にも最低限の知識があればスムーズに修理を進められますので参考にしてください。
パソコンが起動しない
パソコンが起動しない場合、以下のような原因が考えられます。
・ケーブルが抜けている
うっかりケーブルが抜けていることに気づいていない場合が意外とあります。コンセント側とパソコン側どちらもきちんとケーブルがささっているか確認しましょう。
・マザーボードの故障
パソコンの土台の役割を果たすマザーボードに原因があるかもしれません。マザーボードが故障している場合、外部的に故障が確認できることもあれば、診断ツールを使って故障を確認する方法があります。
故障が確認できた場合は、新しいマザーボードを購入して交換する必要があります。
しかし、自分で交換する場合は、普段からパソコンの扱いに慣れている方におすすめします。慣れていない人は、修理業者に修理を依頼しましょう。
・電源ユニットの故障
電力供給装置である電源ユニットの故障の可能性があります。電源ユニットはパソコンの中でも最も劣化が速いといわれています。
電源ユニットの故障が原因であることを判断するためには、パソコンの取り扱いに慣れている人でないと難しいため、基本的には修理業者に診断してもらいましょう。
使用中に突然再起動する
パソコンの使用中、突然再起動するトラブルはよく起きます。以下のような原因が考えられます。
・メモリの故障
メモリはデータを記憶する部品でOSの起動時に使用されています。メモリは、BIOSを立ち上げることによってメモリ診断ができます。
パソコンの挙動がおかしいと思ったら、一度メモリ診断をしてみましょう。
・ハードディスク(HDD)の故障
ハードディスクには大量のデータが格納されています。ハードディスクが故障すると、システムファイルと呼ばれるOS起動時に必要なファイルの損傷につながります。
不具合を感じた場合は、メモリと同様、ハードディスクの診断をしてみましょう。
・ドライバの不具合
ドライバとは、ハードウェアを使用するために必要なものです。ドライバが適応していないと、再起動などの症状が起きます。