パソコンの音が出ない原因
パソコンの音が出ないときにはさまざまな原因が考えられます。まずはどのような原因で音が出ないことがあるのかを紹介します。
気づいたらすぐに対処できることについては併せて解説するので試してみてください。
音量が0またはミュートになっている
パソコンの音が出ない原因として意外に多いのが、音量が0またはミュートになっているのに気づいていなかったというケースです。
音量設定を見て0になっていたら数字を大きくし、ミュートになっていたら解除しましょう。外出中にパソコンを使ったり、来客があって音を消したりしたことを忘れてしまうことはよくあるトラブルです。使用したアプリが自動でミュートにしていることもあるので、パソコンの音が出ないときにはまず確認しましょう。
スピーカーなどの電源が入っていない
スピーカーやイヤホンなどを接続している場合には、デバイス側の電源が入っていないためにパソコンの音が出ないトラブルもしばしばあります。
コンセントから電源を取るタイプのスピーカーの場合には、プラグが抜けているのが原因のこともあります。また、ワイヤレスイヤホンではイヤホンの電池切れのこともあるので、電池交換や充電をしてみましょう。
イヤホンやヘッドホンなどが接続されている
イヤホンやヘッドホンが接続されているのが原因で、パソコン本体から音が出ないケースもあります。
イヤホンやヘッドホンが端子に接続されていると、自動的にパソコン本体ではなくイヤホンやヘッドホンの方に音が出る設定になるのが一般的です。端子を挿し込んだまま忘れてしまっていると、音が出なくて困ってしまうことがあります。
パソコンのスピーカー設定に問題がある
パソコンのスピーカー設定が問題で音が出ないことがあります。サウンドの設定画面で出力先のスピーカーを見てみると、接続していないスピーカーが出力先になっていたというのが典型的な原因です。
また、Bluetooth接続のイヤホンなどが出力先に設定されていて、パソコン本体やスピーカーから音が出ないというトラブルもよくあります。
パソコンのサウンド出力先の設定に問題がある
パソコンのサウンド出力先のデバイス設定に問題がある場合もあります。パソコンの音量設定はミュートになっていなくても、デバイス側で音量を0にしたり、ミュート設定をしたりできる場合があるからです。サウンド出力先の音量設定を確認して音が出るかどうかを確認してみましょう。
サウンド出力先のデバイスのドライバが入っていない
サウンド出力先として使用するスピーカーやイヤホンなどのドライバがパソコンに入っていないために音が出ないトラブルもあります。新しいスピーカーを買って接続したらパソコンの音が出ないというときには、ドライバが原因のことが多いのでインストールしましょう。
USB接続のデバイスの場合には自動インストール機能が付いていることもありますが、インターネットでダウンロードしなければならない場合もあります。自動でインターネットから取得する仕組みになっている場合には、インターネットに接続していないのが原因でドライバが入らなかったという可能性もあります。
デバイスによってドライバのインストール方法は違うので、不明な場合には説明書を読むか、メーカーのサポートに連絡して対応してもらいましょう。
再生ソフトのエラーが発生している
パソコンの音が出ない原因は再生に使用しているアプリやソフトウェアのエラーの場合もあります。そもそも対応していない形式の音声ファイルを再生させようとしても、うまく音が出ないのでファイル形式に注意しましょう。
再生ソフトのエラーが起きている場合にはソフト自体が壊れていることもあり得るので、最新版にアップデートして動作を確認するのが適切な対処法です。今までに使用した経験があるなら、再生できたファイルを読み込んで確認してみましょう。
ソフトやアプリの出力先が誤っている
ビデオ通話アプリなどの場合には、パソコンの設定とは別に出力先のデバイスを設定できるシステムになっていることがあります。アプリ側の出力設定やサウンド設定を確認して出力先を決めましょう。
デバイスが故障している
音の出力先のデバイスが故障していたら音は出ないので修理が必要です。パソコンが原因なのかどうかがわからないときには、他の機器に接続してデバイスが正常に動作しているかをチェックしましょう。
例えば、テレビに接続して動作するかどうかを確認する方法があります。DVDプレーヤーなどの他の機器でも構いません。デバイスの動作チェックをして故障していたら修理に出すか買い換えを検討しましょう。
パソコン本体に不具合がある
パソコン本体が壊れているのが原因で音が出ないこともあり得ます。パソコン本体の内蔵スピーカーの故障やパソコンからスピーカーなどへの外部出力のトラブルが考えられます。
パソコンの内蔵スピーカーから音が出ないときには、外部出力をしてスピーカーやイヤホンなどで音が出るかどうかを確認しましょう。逆に外部出力では音が出ない場合には内蔵スピーカーでの動作を確認して故障の有無を調べましょう。どちらも出力できない場合もありますが、故障の原因を特定できれば修理しやすくなります。
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お住まいのエリアからパソコン修理業者を探すパソコンの音が出ないときの対処法
パソコンの音が出ないときにはどのようにして対処したら良いのでしょうか。まずは単純に個別の問題の可能性を考えて、簡単なところから順番に対処していくことが大切です。
ここでは比較的簡単にできることから順番に対処法を解説します。
再生ソフト・アプリを再起動する
再生に使用しているソフトやアプリを再起動するだけで、パソコンの音が出ないトラブルが解決することはよくあります。単純に動作不良が起きていただけのこともありますが、起動時にサウンドを自動設定するソフトやアプリもあるので、今の接続状況で音が出るように対応してくれることもあるのが理由です。
ソフトやアプリを起動したまま、デバイスの接続状況を変えたり、サウンド設定を変更したりした場合には最も効果的な対処法です。
スピーカーやイヤホンなどの他のデバイスを試す
複数の音声出力方法を試してみると解決する場合もあります。パソコンの内蔵スピーカー、外部スピーカー、イヤホンなどを試してみて、どれか一つでも音が出たら他のデバイスが壊れていることがわかります。
デバイスによっては接続した時点で音量を自動設定する機能が搭載されていて、音量設定がおかしくなっているときにも対処できる可能性があります。
再生ソフトを再インストールする
再生ソフトが壊れていたり、古かったりして音が出ないことがあるので、再インストールするのもおすすめです。別の再生ソフトを使用して試してみることもできます。
インストール済みの一つのソフトだけにこだわっていると解決しないリスクがあるので、この段階で再インストールするか、他のソフト・アプリを試しましょう。
パソコンを再起動する
パソコンの不具合が原因のときには再起動するだけで解決することがよくあります。デバイスやソフト・アプリを検討するよりも、再起動する方が簡単という人もいるでしょう。
パソコンの再起動は音が出ないときだけでなく、さまざまな不具合への対処として有効です。作業中のファイルをすべて保存したり、開いていたページのリンクを残したりして準備する必要はありますが、比較的簡単にできる対処法なので試してみるのがおすすめです。
ドライバを再インストールする
デバイスのドライバの不具合によって音が出ない可能性を考えて、ドライバを再インストールしましょう。最近では自動でドライバを最新のものにアップデートする機能が付いている場合が多いですが、古いデバイスでは自分でアップデートしなければならない場合があります。
デバイスの再インストールは機器によって異なるので説明書を読んで確認するか、メーカーの公式サイトで問い合わせをしましょう。
パソコン本体を放電する
パソコン本体が帯電しているために不具合が起きることはしばしばあります。ずっとパソコンを電源に接続して、電源をオンにしたまま使い続けているときによくあるトラブルです。音が出ないだけでなく、他にも不具合が発生して使い続けることが困難になりがちです。
パソコンの放電はパソコンの電源を切って、あらゆるケーブルを取り外すだけなのでそれほど難しいことではありません。電源ケーブルや周辺機器のケーブルが外れている状態で90秒程度放置すれば放電完了です。
念のため、この時点ですべてのケーブルを接続せずに、マウスやキーボードだけを取り付けて電源を入れて動作確認をしましょう。
BIOSを初期化する
BIOSの不調によってパソコンの音が出ないことがあるので、ここまでの作業をしたのに音が出ないままだった場合には初期化をしましょう。BIOSの初期化は音が出ないときだけでなく、さまざまなパソコンのトラブルを改善できる可能性があります。
BIOSの設定を初期化するには、パソコンの電源を切ります。電源を入れてパソコンの起動ロゴが表示された時点でF2キーを押すと、BIOSの設定画面に遷移することが可能です。この画面でF9を押してBIOSをデフォルトに戻せば設定が完了します。最後にF10を押して設定を保存して終了すれば、パソコンが再起動されます。
システムの復元をする
BIOS設定を初期化してもパソコンの音が出ないままの場合にはシステムの復元を試みましょう。Windowsパソコンでは自動バックアップがおこなわれていて、前のシステムの状態に戻して不具合の改善を試みることが可能です。
設定のシステム画面から詳細情報にアクセスし、システムの保護のタブからシステムの復元を選べば、保存されている復元ポイントを指定してシステムの復元ができます。
システムを復元すると一部のプログラムとドライバが削除される場合があるので、影響を受けるプログラムを検出する機能を使って問題がないかどうかを確認してから実行しましょう。
パソコンを修理に出す
パソコンの音が出ないままで直らない場合には、パソコンのハードウェア側が破損しているなどのトラブルが起こっている可能性があります。専門業者に依頼して修理してもらった方が安全なので、この時点で修理業者に依頼しましょう。
メーカーの初期保証の期間内なら、メーカーに連絡すれば無償で対応してくれます。必要なデータのバックアップを取っておき、業者に連絡して自宅に引き取りに来てもらうか、店舗に持っていくのが一般的な依頼方法です。
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お住まいのエリアからパソコン修理業者を探すパソコンの音が出ないときはプロに任せよう
パソコンの音が出ないときには接続や設定などが問題ですぐに解決できることがほとんどです。しかし、簡単な対処をしても解決できなかったときには、プロでないとなかなか修理できません。
パソコンの修理専門の業者に依頼すればスムーズに対応してくれるので、パソコンの音が出なくて困ったときには気軽に相談してみましょう。