パソコンが遅いと、思うように作業が進まずストレスが溜まってしまいます。
パソコンが重くなる原因として、ハードウェアとソフトウェアそれぞれ多くの原因が考えられます。
まずは疑われる原因を知った上で、どう対処すべきかを考えていきましょう。
それでも解消しないようであればプロの業者に相談することをおすすめします。
パソコンが遅いと感じる兆候とは
パソコンの処理が遅い状況には、さまざまなケースが挙げられます。
例えば、インターネットのサイトを読み込むのに時間がかかる、アプリやソフトウェアの起動に時間がかかる、すべての動作が遅い、などの症状です。
長い時間パソコンを使用するにつれて、操作が遅くなる場合もあります。
パソコンが遅くなると使用しにくくなってしまいますが、なぜこのような症状が生じてしまうのでしょうか。
パソコンが遅い原因とは
パソコンが遅くなってしまう原因としては、主にハードウェアに原因がある場合や、ソフトウェアに原因がある場合に分けられます。
その中の何が問題かについてはさらに細分化しており、以下に一つずつ説明しますので参考にご覧ください。
ハードウェアが原因
パソコンが遅くなる原因として大きな割合を占めているのが、ハードウェアによるものです。
CPUの容量不足
まず、CPU(Central Processing Unit)を確認しましょう。
CPUとは、中央演算処理装置のことであり、パソコンの基盤に取り付けられています。
CPUは、いわばパソコンの頭脳のような役割を担っており、演算や制御といった処理を行っています。
パソコンの性能に大きく影響し、CPUの性能が高いものほど処理をするスピードは速くなります。
CPUはCore i7、Core i5、Corei3 、CeleronやPentium、Atomなどのシリーズに分かれ、Core iシリーズでは数字が大きいほど高性能で処理が速い傾向にあります。
一方、CeleronやPentium、Atomが使われているパソコンの性能は低い傾向があり、その分低価格で手に入れることができます。
これらのCPUが使われているパソコンは、複雑な処理をするには向いていませんが、CPU以外の性能が高ければ問題なく使用できる場合もあります。
CPUは、パソコンのアイコンを右クリックすることで簡単に確認でき、CPUの性能があまりに低い場合は、買い替えを検討するとよいかもしれません。
メモリの容量不足
メモリの容量が足りなくなると、パソコンは遅くなってしまいます。
パソコンにおけるメモリとは、CPUが作業をするためにデータを大量に保管する場所であり、メモリの容量が大きいほど処理速度は増します。
複雑な処理やアプリケーションを同時に複数使用する際にはメモリを多く使用するため、容量が足りない場合にはアプリケーションが起動しません。
パソコンの用途として、インターネットでサイトを閲覧する程度であればメモリ容量はあまり必要なく、4GB程度でも使用可能ですが、プログラミングや、画像・動画編集ソフトを使うなどの処理を行うのであれば、8GB程度のメモリ容量は必要でしょう。
ディスクの容量不足
ディスクとは、ファイルなどのデータを保存する記憶装置のことであり、ディスクの容量不足によってもパソコンは遅くなります。
ディスクの容量をしっかり確認しましょう。
ハードディスク(HDD)をSSD(Solid State Drive)に切り替えると、処理速度が速くなります。
切り替えについては後述部分を参照してください。
電源の容量不足
電源容量の不足も、パソコンの処理速度に影響を与えます。
Windows 10において、「電源プランの選択」によってパフォーマンスを高くすることが可能であり、その方法については後述します。
ソフトウェアが原因
パソコンが遅い原因として、ハードウェアと並び、ソフトウェアの不具合が挙げられます。
不要アプリケーションの利用
パソコンはアプリケーションを多く使用するほど負荷がかかります。
そのため、不要なアプリケーションを使用している場合は、停止させることが大切です。
インストールしたもののほとんど使用していないアプリケーションは停止するか、または削除していきましょう。
OSのバージョンが古い
現在、使用しているOSのバージョンを確認してみましょう。
OSのバージョンがあまりに古いとサポート期間が過ぎてしまっており、セキュリティ上で何らかの問題があったとしても修正されず、プログラムも正常に稼働しなくなります。
また、最新のソフトウェアを動かそうとしても古いOSでは対応しきれないこともあり、パソコンの処理速度が遅くなるばかりかウイルス感染のリスクも高まります。
ウイルス感染している
パソコンがウイルスに感染することで負荷がかかり、処理や動作が遅くなることがあります。
タスクマネージャーを起動させた場合に、CPU使用率が異常な上昇を見せたり、見覚えのない怪しいソフトウェアが作動していたりしたら、ウイルス感染の可能性がありますが、ウイルスは日々進化しているため、最近ではパソコンの動作の変化だけでウイルス感染を見抜くことは非常に難しい傾向にあります。
ウイルス感染はパソコンが遅くなることだけでなく、アカウントの乗っ取りやパソコンのデータを外部に発信するなど、犯罪にもつながりかねません。
そのため、セキュリティソフトを利用するなどして対策をしっかり行い、こまめにスキャンを実行していくことが大切です。
グラフィック性能が不足している
パソコンでの表示が遅い場合は、グラフィック性能が不足している場合があります。
グラフィック機能はパソコン内部に搭載されているものとグラフィックボードと呼ばれるものに分けられます。
高度な画像処理などをする場合には、既存のグラフィック機能を使用すると画面の表示が遅くなることがあります。
そのような場合には、グラフィックボードを新たに購入して外付けしましょう。
また、さまざまな視覚効果を利用することによってもパソコンは遅くなってしまいます。
後述するWindowsの視覚効果の無効化によって処理速度を上げることができるため、あわせて試してみましょう。
その他外部要因
上記に挙げた原因以外の外部要因によってもパソコンが遅くなることはあり得ます。
ブラウザでのサイトの表示が遅い場合には、原因としてネットワークの不具合や、サーバーの容量不足が挙げられます。
まずLANケーブルがきちんと接続されているか確認してください。
加えてLANケーブルのスペックも見直し、古かったり性能が低かったりする場合は、処理が速いものに買い替えましょう。
特にイベントが開催されていたり、人気があったりして混雑しているサイトには、サーバー容量が不足して処理が遅くなり、なかなかアクセスできない事態が発生します。
ただしこの場合は、一時的な遅延と考えられるため、時間をおいて再度アクセスすることで解決するでしょう。
\最短即日で駆けつけ対応可能!おすすめ業者もご紹介!/
お住まいのエリアからパソコン修理業者を探すパソコンの遅さを改善する方法(ハードウェア改善)
パソコンが遅い場合は、どうすればよいのでしょうか。
ハードウェアの面から、どのようにして改善していけばよいのかを説明します。
Windowsの視覚効果の無効化
- まず対策として挙げられるのは、Windowsの視覚効果を無効化することです。
Windowsに備わっている視覚効果は、例えばウィンドウの下に影を表示したり、ウィンドウを最小化・最大化する際にアニメーションで表示したりするものです。
画面の見え方としてはよくなりますが、視覚効果があることで処理に負荷がかかる場合があります。
視覚効果を無効化することで負荷が軽減されるので、不必要な視覚効果は無効にしておきましょう。
以下の手順で無効化を行ってください。 - Windowsキーを押し、左側のバーに表示される「設定」を選び、その中の「システム」をクリックします。
- システムの左側の画面から「詳細情報」、その中の「システムの詳細設定」を順にクリックします。
- 「システムのプロパティ」が開かれるので、その中の「詳細設定」タブの「パフォーマンス」の「設定」をクリックしましょう。
- パフォーマンスオプションの「視覚効果」のタブの下にある「パフォーマンスを優先する」、もしくは「カスタム」にチェックを入れましょう。
「カスタム」を選択した場合は、その欄の下から必要と思われる効果のみを選んでください。
メモリの交換・増設
まず、タスクマネージャーを起動させ、メモリの使用状況を確認してください。
メモリ容量が不足していることによってパソコンが遅くなっている場合は、メモリを交換・増設することを検討できます。
メモリを増設することで、新たにパソコンを購入するよりも費用を抑えられるでしょう。
Windowsにおいて、メモリは以下の手順で確認します。
- Windowsキーをクリックし、左側のバーに表示される「設定」を選び、その中の「システム」をクリックします。
- システムの左側の画面から「詳細情報」を選び、「デバイスの仕様」欄の下にある「実装RAM」にメモリの容量が記載されています。
メモリを増設すると、メモリ容量が加算されて処理速度が向上します。
パソコンの機種やOSによって増設可能なメモリの最大容量は異なるため、予め増設できるメモリ容量と型番、パソコン本体のメモリ容量を確認しておきましょう。
ノートパソコンなどでメモリを増設できないタイプのものもあるため、増設が可能かを確かめてからメモリを購入してください。
購入したメモリを、パソコンカバーを取り外して内部にあるメモリスロットに装着しましょう。ただし、パソコンカバーの取り外しや設置に自信がなければ、自分で増設せずにプロの業者に依頼することをおすすめします。
不要ファイルをハードディスク(HDD)から削除
不要なファイルやフォルダが蓄積することによって、次第にハードディスクの容量がふさがっていきます。
使用していないファイルを削除したり、容量が大きい画像データなどは圧縮してzip形式で保存したりしましょう。
ハードディスクの空き容量を増やして、パソコンの動作を軽くすることができます。
不要なデータを削除した後には、「ごみ箱」の中に入っている削除済みのデータを忘れずに消去してください。
ハードディスクの容量を圧迫しないために、使用頻度が低い画像ファイルなどは本体に保存せず、USBメモリや外付けハードディスクなど、別の媒体に保存しておくのがおすすめです。
また、キャッシュと呼ばれるインターネット一時ファイルを削除することでもハードディスクの空き容量を増やせます。
ここではWindows 10でMicrosoft Edgeを使用している場合の手順を示します。
- Microsoft Edgeの右上にある「…(設定など)」をクリックし、その中の「設定」を選びます。
- 「設定」画面の左側のメニューから「プライバシー、検索、サービス」をクリックします。
- 「閲覧データをクリア」欄の下の「クリアするデータの選択」をクリックしましょう。
- 「閲覧データをクリア」のウィンドウが開くので、「時間の範囲」の欄からキャッシュを削除する範囲を選択し、下の欄にある「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れた後に「今すぐクリア」をクリックしてください。
後述するディスククリーンアップを実施することによっても、キャッシュも含めたハードディスクの不要なデータを削除することができます。
ハードディスク(HDD)からSSDへの切り替え
さらに、ハードディスクからSSD(Solid State Drive)への切り替えも検討してみましょう。
SSDはハードディスクと同様にファイルなどを保存できるドライブ装置であり、ハードディスクの代替として使うことができます。
SSDの特徴として、ハードディスクよりもはるかにデータの読み込み・書き込みの速度が速く、さらにモーターなどの稼働部品がないために消費電力も少なくて済むことが挙げられます。
ただ、大容量のSSDは高額なのですぐには購入せず、まずはパソコンに搭載されているSSDとハードディスクを使い分けるとよいでしょう。
\最短即日で駆けつけ対応可能!おすすめ業者もご紹介!/
お住まいのエリアからパソコン修理業者を探すパソコンの遅さを改善する方法(ソフトウェア改善)
パソコンの遅さを改善するために、自分でできる方法はいくつもあります。
パソコンの動作が遅くなり始めたらどうすればよいか、以下にソフトウェアの面から改善するための方法を提示します。
スタートアップアプリのアンインストール
まずはスタートアップアプリをアンインストールしてみましょう。
スタートアップアプリとは、パソコンの起動時に同時に起動するアプリケーションのことです。
パソコンの起動時に立ち上がるソフトウェアが多いほど、起動にかかる時間や負荷が増します。
メモリ容量が大きくないパソコンでは、スタートアップアプリによりメモリが不足してしまうので、不要なスタートアップアプリはアンインストールしてメモリ容量を確保しましょう。
Windows 10では、以下の手順で行います。
- まずタスクマネージャーを起動します。タスクマネージャーはメニューやショートカットキーで立ち上がります。
【メニューから立ち上げる場合】 - Windowsキーを押して、さらに「Windows システム ツール」をクリックし、その中から「タスクマネージャー」を選択
【ショートカットキーを使用して立ち上げる場合】
以下方法のどちらでも可能です。 - 「Ctrl」キー、「Esc」キー、「Shift」キーを同時押し
- 「Ctrl」キー、「Alt」キー、「Del」キーを同時に押して、「タスクマネージャー」を選択
- タスクマネージャーを起動したら、タブの中から「スタートアップ」をクリックしてください。表示されているアプリケーションの一覧の「状態」の欄を見て、不必要なものがあれば「有効」の状態から「無効にする」に変更していきましょう。
常駐プログラムの削除
常駐プログラムとは、例えば更新プログラムやセキュリティソフトのような、直接作動させていなくともバックグラウンドで常に動いているプログラムを指します。
常駐プログラムの作動がパソコンを遅くし、メモリ不足につながる場合もあります。
不要なプログラムを削除して、動作を軽くしていきましょう。
Windows 10では、以下の手順で常駐プログラムを削除します。
- Windowsキーを押してメニューから「設定」を選びます。
- 「Windowsの設定」画面から「アプリ」をクリックし、表示された左のメニューから「アプリと機能」を選びます。
- 表示されたアプリの中から不必要なものを選び、「アンインストール」をクリックして実行しましょう。
前述のとおり、常駐プログラムにはセキュリティソフトといった重要なものも含まれるため、削除する前に確認を怠らないようにしてください。
さらに、どの常駐プログラムに問題があるのかを特定したい場合は、少々手間がかかりますが、タスクマネージャーを起動して一つずつ無効にし、再起動をかけることを繰り返しましょう。問題が起きなくなった時点で直前の常駐プログラムに問題があることが判明するため、そのプログラムだけを削除します。
電源オプションの変更
電源オプションの設定によっても、パソコンが遅くなることがあります。
電源オプションとは、電源や電力の消費量を管理するオプションであり、電源オプションを切り替えることで電源の設定を変更することができます。
電源オプションは以下の方法で変更します。
- Windowsキーを押し、さらに「Windows システム ツール」をクリックし、「コントロール パネル」を選びます。
- 表示されたコントロールパネル画面から「システムとセキュリティ」をクリックし、「電源オプション」を選びます。
- 「電源オプション」の画面の左の欄から「電源プランの作成」をクリックすると、電源プランが表示されます。
Windowsにおける電源プランには、「バランス」、「高パフォーマンス」、「省電力」の3つの選択肢があります。
「バランス」では、必要に応じてパフォーマンスを高くするものであり、電力の節約になります。
デフォルトでは「バランス」のプランが設定されています。
「高パフォーマンス」は、パフォーマンス並びに応答速度が大幅に向上します。
ただし、このプランを選択すると消費電力量が増えたり、バッテリ駆動の場合はバッテリが消耗したりすることを押さえておきましょう。
「省電力」は、パフォーマンスを低下させることによって電力の消費を抑えるものです。
パソコンの処理速度を速くしたい場合には「高パフォーマンス」を選んでください。
ウイルスチェックの実施
前述のとおり、ウイルス感染によってパソコンの動作が遅くなります。
近年多くのウイルスは一見感染しているかどうかわかりにくくなっています。
そのため、ウイルスチェックを実施することが必要です。
セキュリティソフトを購入して、パソコンがウイルスに感染していないかどうかを確認しましょう。
Windowsアップデートの実施
Windowsアップデートにより、新たな機能が追加されたり、以前のバージョンの脆弱性が修正されたりします。
ウイルスは、常に脆弱な部分を狙ってくるため、脆弱性をなくすことはとても重要です。
セキュリティを最新の状態に保つためにもWindowsアップデートを定期的に実施し、OSやブラウザを最新の状態に保っていきましょう。
基本的にアップデートは自動でなされますが、以下の方法で最新の状態になっているかを確認できます。
- Windowsキーを押し、設定をクリックします。
- 出てきた画面で「更新とセキュリティ」をクリックします。
- 左側にある「Windows Update」をクリックし、右側にある「更新プログラムのチェック」をクリックしましょう。
ついでにドライバーソフトウェアもアップデートすることで、スピードの改善に役立つこともあります。
- Windowsキーと「x」キーを押して表示されるメニューから「デバイスマネージャー」を選びます。
- 「デバイスマネージャー」の画面で更新するデバイスを右クリックした後、「ドライバーソフトウェアの更新」をクリックします。
- 「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索します」を選びアップデートを実行しましょう。
パソコン再起動の実施
パソコンを再起動することによってシステムが再起動されます。
再起動は強制終了の場合と異なり、正常にプログラムやアプリケーションを終了させたのちにシステムを立ち上げ直すのでエラーを解消できることがあります。
何が原因でパソコンが遅くなっているのかわからない場合においても、再起動するのは有効な方法の一つです。
再起動の前に未保存のデータは保存し、使用中のアプリケーションは終了してください。
Windows キーを押し、「電源」の項目をクリックした後に表示される「再起動」を選び、再起動させましょう。
\最短即日で駆けつけ対応可能!おすすめ業者もご紹介!/
お住まいのエリアからパソコン修理業者を探すパソコンが遅くならないように普段からすべきこと
パソコンが遅くなったときの対処法について説明しましたが、遅くならないようにするための方法はあるでしょうか。
普段から実行するとよい、いくつかの予防法について紹介します。
ドライブ最適化の実施
パソコンを長時間使用するにつれてハードディスク内で分散したデータが蓄積していきます。
ファイルの追加・移動や削除をするとハードディスク内でデータ処理がなされて一つのファイルが分割され、あちこちの領域に保存されます。
これを「ファイルの断片化」と呼びます。
断片化によりデータが複数の領域に保存され、ハードディスクに余計な操作が増えてしまうため、ファイルへのアクセスが遅くなり処理速度は落ちます。
そのような場合はデフラグ(defragmentation)を実行しましょう。
「最適化」とも呼ばれるデフラグを実行することによって分散したデータが整理されて断片化を解消することができ、パフォーマンスも向上し、パソコンの操作性も改善する可能性があります。
パソコンの初期設定では、デフラグは定期的に自動で行われることになっていますが、手動で実行することも可能です。
- Windowsキーを押して表示されたアプリケーションの一覧から、「Windows管理ツール」を選びます。
- 管理ツールの中の「ドライブのデフラグと最適化」をクリックすると「ドライブの最適化」が開きます。
- 「状態」の欄の下にドライブの一覧が表示されるので、デフラグを実行したいドライブを選択し、「最適化」をクリックしてください。
- デフラグが終了すると、「前回の分析または最適化」の欄にはデフラグを実行した日時、「現在の状態」の欄に「OK」と表示されるので、画面を閉じます。
なお、デフラグの実行には時間がかかるため、ACアダプターに接続したまま行いましょう。
ディスククリーンアップの実施
パソコンを使用していくうちに不必要な一時ファイルやログファイルが溜まっていき、ハードディスクの容量を圧迫していきます。
不要なデータを削除してハードディスクの容量を空ける機能をディスククリーンアップと呼びます。
Windows10において、ディスククリーンアップは以下の手順で行います。
- フォルダ内の「ローカルディスク(C:)」を右クリックして「プロパティ」を選択します。
- 「プロパティ」内の「全般」タブに表示される「ディスクのクリーンアップ」をクリックしてください。
- ファイルの一覧が表示されるので、その中から削除したいファイルをチェックして実行しましょう。
また、ディスクのクリーンアップは以下の手順でも可能です。
- フォルダ内の「PC」をクリックし、表示された「デバイスとドライブ」に表示されたドライブの中からディスククリーンアップしたいものをクリックします。
- フォルダ上部に表示されている「管理」タブをクリックし、その下に表示される「クリーンアップ」を選択します。
- 空き領域が計算されたのち、削除するファイルの一覧から削除したいファイルにチェックを入れて「OK」をクリックしてください。
注意点として、実行前にはアプリケーションを終了しておくこと、他の作業も止めることが挙げられます。
さらに、デフラグの場合と同様にディスククリーンアップには時間がかかるため、ACアダプターは接続したままにしましょう。
ディスククリーンアップはスケジュールを決めて定期的に行うことをおすすめします。
複数アプリケーションを起動しない
さらに、アプリケーションを複数起動しないことも大切です。
複数のアプリケーションを起動するほど負荷がかかり、メモリ不足につながる場合もあります。
複数のアプリケーションのウィンドウを開いて作業することに慣れてしまっている人は、使用しているアプリケーションだけ開くようにして、他のアプリケーションは閉じることを習慣にしましょう。
パソコン修理業者へ依頼するのがおすすめ
パソコンにまつわるトラブルは自分で解決できる場合もありますが、間違った操作をしてしまうと、かえって故障のリスクが高まってしまいます。
自分だけで対処しようとするのではなく、トラブルの原因がわからない場合は、プロの業者に依頼することをおすすめします。
あなたにおすすめの記事
