ジャストシステムは12月3日、同社が提供する日本語入力システム「ATOK Passport」「ATOK Passport [プレミアム]」専用の新機能「ATOKクラウド推測変換サービス」の提供を開始した。

同社が提供する日本語入力システム「ATOK」を最大10台のWindowsパソコンやMac、Androidスマートフォン/タブレットで利用できる月額制のサービス。今回両サービスに追加されたATOKクラウド推測変換サービスでは、クラウド上にある辞書と連携することで、対応端末から「推測変換」が利用できるようになるというもの。日常で使うことばから、専門性の高い用語まで豊富な語彙に対して、数文字入力しただけで後に続く単語やフレーズを入力することができる。

辞書に収録される語彙にはジャンル情報が付加され、変換時に推測変換候補ともにそのジャンルのアイコンが表示される仕様になっており、候補の中から素早く選択できる。さらに、使用したジャンルの言葉を優先して候補提示するので、使いこむほどさらにスムーズな変換が可能。新語や流行語などの新しい言葉も随時、辞書に追加されるという。

なお、ATOK Passport [プレミアム]には、同サービス利用者向けの新製品Androidアプリ「ATOK for Android」の上位版「ATOK for Android [Professional]」を2014年2月7日より提供する。

同アプリは、高い変換精度を備えたATOK for Windows相当の新エンジンを搭載し、パソコンで培われた高い変換精度や便利な機能をAndroid端末でも利用することができる。加えて、外部接続キーボードを使った文章作成を効率よく行えるほか、少ないタッチで素早く入力できる「ジェスチャー入力」や「フリック入力」が利用可能。このほか、タブレットでの利用に配慮したソフトウェアキーボードも搭載する。

ATOK Passport [プレミアム]のユーザーは、普段のスマートフォンではATOK for Androidで入力。ハイスペックなタブレット端末ではATOK for Android [Professional]を使い、パソコンと同じように文書作成をするといった使い分けが可能だという。ATOK for Android [Professional]は、バージョン4.0以降のAndroid端末で利用可能。

(記事提供:AndroWire編集部)