ソニーは7日、Sandy Bridge世代のIntel Coreを搭載、24型フルHD液晶ディスプレイを備える一体型デスクトップPC、「VAIO L」シリーズ2011年夏モデルを発表した。新たに3D立体視への対応と、その関連機能が強化された機種を拡充したほか、TV機能無しの高性能モデルという需要に対応した機種も追加されている。発売日は6月11日から順次。店頭予想価格は最廉価モデルで170,000円前後から。

「VAIO L」シリーズ2011年夏モデル

OSを起動せずに、電源オフ状態から約5秒で地デジを視聴できる「スグつくTV」機能や、ソフト・ハード両面からのTV視聴を快適にする機能群といった、従来モデルで好評だった部分はそのまま引継ぎつつ、新機能を実装。上位機種では、ブラビア技術を利用し、クロストーク低減も果たしたフレームシーケンシャル方式の3D立体視に対応している。また、視聴アプリのGiga Pocket Digitalが機能強化されており、DTCP-IPサーバ対応など使い勝手が向上している。ほか、TV機能は不要だが高性能な一体型PCが必要といった向きに最適な、TV機能無しハイスペック機種も、今モデルから用意した。

店頭モデルのラインナップは4機種で、3D対応TV機能付タッチ液晶の「VPCL229FJ/B」(ブラック)、TV機能付タッチ液晶の「VPCL227FJ/W」(ホワイト)、TV機能付の「VPCL225FJ/WI(同/BI)」(ホワイト/ブラック)、TV機能無しの「VPCL224FJ/WI」(ホワイト)。オーナーメードではCTOオプションに限定カラバリも含まれており、本体ベースカラーのブラック/ホワイト、カラーフレームのピンク/パープル/ブルー/グリーンの組み合わせで選ぶことができる。

オーナーメードでは、本体とフレームの組み合わせで、多彩なカラバリから選ぶことができる

店頭モデルのモデル例として、最上位機種のVPCL229FJ/Bの主な仕様は、ディスプレイが24型フルHD(1,920×1,080ドット)LEDバックライト液晶(3D立体視とタッチパネル対応)、CPUがIntel Core i7-2630QM(2.0GHz)、チップセットがMobile Intel HM65 Express、グラフィックスがNVIDIA GeForce GT 540M 1GB、メモリがDDR3-1066 SO-DIMM 8GB(4GB×2)、ストレージがSATA 7200rpm HDD 2TB、光学ドライブがブルーレイ(DVDスーパーマルチ機能搭載)。TVチューナーはスグつくTV用地デジ×1基、地デジ/BS/110度CS×2基で、VAIO AVCトランスコーダ×2基。OSはWindows 7 Home Premium SP1 64bit。オフィスソフトはOffice Home and Business 2010。

主なインタフェースは、IEEE802.11b/g/n、GigabitEthernet、Bluetooth 3.0+HS、USB 3.0×2、USB 2.0×3、IEEE1394×1、HDMI出力(3D対応)×1、HDMI入力×1、ビデオ入力×1、オーディオ入出力、メモリカードスロット、131万画素Webカメラ。ワイヤレスキーボード/レーザーマウス/3Dメガネ/リモコンが付属する。本体サイズ/重量は約W608×D168~187×H429mm/約12kg。こちらの機種での店頭予想価格は250,000円前後。