ソニーは12日、VAIOの2011年春モデルとして、米AMDのFusion APUを搭載する11.6型ノートPC「VAIO Y(YB)」シリーズを発表した。ラインナップは店頭モデルの「VPCYB19KJ」のみで、価格はオープンがだ、店頭予想価格は10万円前後。発売日は1月29日を予定する。なお、昨年秋冬モデルの11.6型/13型Y(YA)シリーズは継続販売する。

「VAIO Y(YB)」シリーズの「VPCYB19KJ」

米AMDの新アーキテクチャであるGPU統合型CPU「Fusion APU」を採用することで、グラフィックス性能が比較的高いことが特徴となっており、薄型コンパクトサイズとパフォーマンスの両立を狙った新モデルだ。ネットブックからのステップアップ層や学生ユーザーなどの需要を見込んでおり、本体の天板カラーもシルバー、ピンク、グリーンの3色のカラーバリエーションから選択できる。

VPCYB19KJの主な仕様は、CPUがデュアルコアのAMD E-350(1.6GHz)、チップセットがAMD A50M、グラフィックスが統合型のAMD Radeon HD 6310、メモリがDDR3-1066 SO-DIMM 2GB×1、ストレージがSATA 5400rpm HDD 320GB。

ネットワーク機能は、IEEE 802.11b/g/n、GigabitEternet、Bluetooth 2.1+EDR。主なインタフェースは、USB 2.0×3、HDMI、D-Sub、ヘッドホン出力、マイク入力、メモリースティック デュオ・スロット、SDメモリーカードスロット、31万画素Webカメラ。

ディスプレイは11.6型WXGA(1366×768ドット)LEDバックライト液晶。OSはWindows 7 Home Premium 32bit、オフィスソフトはOffice Home and Business 2010。本体サイズ/重量はW290×D202.8×H31.5~25mm/約1.46kg。バッテリ駆動時間は付属の標準バッテリで約6時間、別売りの(S)バッテリで約7.5時間、同(L)バッテリで約11時間。

ほか、VAIOの2011年春のノートPCとして、「VAIO F」「VAIO E」「VAIO S」「VAIO Z」シリーズ、同デスクトップPCとして「VAIO J」シリーズのマイナーチェンジも発表されている。