富士通は5月6日、Excel文書など管理業務で利用されるデータを共有・管理するためのSaaS型ソリューション「RapidWeb+」(ラピッド ウェブ プラス)の販売を同日より開始したと発表した。

「RapidWeb+」は、商談管理や損益管理、アンケート管理、各種申請業務など、Excel文書で運用されている非定型業務に関して、各部門の担当者が登録・更新したデータをWeb上でリアルタイムで確認できるようにするもの。同サービスによって、データのやりとりに関する進捗状況の把握やデータのバージョン管理を行えるほか、従来のメールによるデータのやり取りに伴うミスを防げることなどによって業務の効率化を実現できるという。

同サービスはSaaS形式で提供されるため、短期間(約2~5日間程度)で導入できることも特長となっている。また、Web画面を自動生成する機能などによって総開発工数や初期費用を抑えることが可能となっており、登録ID数の制限もない。さらに、同サービスには顧客ニーズに応じてアプリケーションを個別に構築し、専用のSaaSとして利用できるプレミアム版も用意される。

同サービスの販売価格と出荷開始時期は以下の通り(価格はいずれも税別)で、販売目標は今後3年間で140社となっている。

  • RapidWeb+ ベーシック
    初期設定費: 50万円/追加設定費: 30万円/月額費用: 29万8000円(いずれも予定価格)
    出荷開始時期: 2010年10月(予定)

  • RapidWeb+ プレミアム
    初期設定費: 50万円~/追加設定費: 30万円~/月額費用: 100万円~
    出荷開始時期: 2010年6月1日

「RapidWeb+」の画面イメージ