米Western Digital (WD)は3月3日(現地時間)、同社としては初となるコンシューマ向けSSD製品「SiliconEdge Blue」を発表した。MLC (Multi-Level Cell)を採用した2.5インチタイプのもので、64GB、128GB、256GBの各モデルが用意される。

「SiliconEdge Blue」

SiliconEdge BlueのインターフェイスはSATA 3.0Gbpsで、リード速度が最大250MB/s、書き込み転送レートが170MB/sとなっている。またWD内部の検証で25万時間以上のテスト実績を経て、データの完全性や信頼性、互換性の面で高い水準を実現したとしている。またWDが特許申請中のウェアレベリング(Wear Leveling)やエラー訂正制御といった技術や、TRIM、NCQ (Native Command Queuing)といったSSD延命に必要となるコマンド群にも対応し、パフォーマンスと信頼性の両方を兼ね備えたと同社では説明する。

想定小売価格は64GBモデル(SSC-D0064SC-2100)が279ドル、128GBモデル(SSC-D0128SC-2100)が529ドル、256GBモデル(SSC-D0256SC-2100)が999ドルとなっている。このほかWDのテクニカルサポートと3年保証が付与される。

またこのほかWDでは同日、同社ハイエンドSSDの新モデル「SiliconDrive N1x」を発表している。こちらはSLC (Single-Level Cell)ベースとなっており、SATA 3.0Gbpsにリードが240MB/s、書き込みレートが140MB/sで、128GBモデルが用意される。