オーディオテクニカは15日、コンパクトスピーカー「AT-SPP50」を発表した。発売は、2月12日を予定しており、価格は5,040円。

AT-SPP50は、デジタルオーディオプレーヤー向けのスピーカー。本体前面にある、ロゴが書かれた部分が、引き出しのような構造になっており、そこにデジタルオーディオプレーヤーを置いて使用する。このようなタイプのスピーカーの多くは、デジタルオーディオプレーヤーと、専用のドックコネクタで接続するようになっている。

プレーヤーを選ばす使用できるポータブルスピーカー「AT-SPP50」

もちろん、たいていの製品では、アナログの外部入力も装備されてはいるが、それはあくまでもできるというだけで、そちらがメインというわけではない。そのため、アナログで接続した場合には、コードが邪魔になったり、製品によっては、接続コードを別に用意する必要がある。AT-SPP50は、ドックコネクタでの接続ではなく、アナログ外部入力での接続のみをサポートするスピーカーだ。接続時には、背面から引き出されたケーブルが、トレイ部分を通ってプレーヤーのジャックに繋がる形となり、余分なコードが飛び出すことはない。また、ケーブルを本体に巻きつけて収納するための溝も設けられている。

使用されているユニットは32mm径のフルレンジ×2。最大出力は1.5W×2と、それほど大きなものではないが、単三形アルカリ電池×4で駆動でき、ポータビリティは高い。電池駆動時間は約25時間(3mW×2出力時)、コード長は29cm。サイズは200(W)×95(H)×38(D)mmで、重さは約240gとなっている。

同社では、同時にアクティブスピーカー「AT-SPE7DB」も発表。こちらも発売は2月12日を予定している。価格はオープンで、市場価格は1万3,000円前後と予想される。AT-SPE7DBは、52mm径のフルレンジユニットを使用したバスレフタイプのスピーカーだが、前面に1本、背面に2本のバスレフポートを備えている。内部には、前面ダクトに繋がるものと、背面のダクトに繋がるものの2つの空気室が設けられており、これによって、幅90mm×高さ175mm×奥行き173mmというコンパクトなサイズで、パワフルな低域再生を行う。なお、最大出力は5W×2で、再生周波数帯域は60Hz~20,000Hz。